うちの父はシンガポールに住んでいるので、物質的になかなか会うことが出来ません。
長谷川陽子
そんな父に会いにシンガポールに行ったとき、
去り際に父が「I love you!」と言って
私をギュッと抱きしめて
去って行きました。
それを見ていたシンガポール人の女の人が
「あなたのお父さん?素敵ね~。あなたのことを本当に愛してるのね。」
と言っていました。
次いつ会えるかわからない父ですから
「私も愛してるよ!」
と言いたかったのですが言えない。
こういうことはチョイチョイあるのですが、何度このシーンが来ても照れ臭くて言えないんです。
頑張って想いを伝えようとすると、
感極まって泣いてしまい言葉にならなそうですし、
冷静になろうとすると、
なんだか覚めてしまって「言わなくてもいいか」という気持ちになってしまったり。
父だって日本男児ですから、
恥ずかしいのは一緒だと思います。
それでも自分が後悔しないために気持ちを表現しているのだと思います。
その気持ちがうれしいので、私も自分の気持ちを伝えたいのです。
(ここまで読んでそんなに思ってるなら言えばいいじゃないと思う方もいらっしゃると思いますが、ウチの父は超せっかちなので、スパーンと言わないと聞いてもらえないのです^^;)
人はいつか死にます。
もしも何も伝えられずに最愛の人が死んでしまったとして
想いを伝えればよかったと思うかもしれませんし、
きっと伝わってるはずと思うかもしれません。
どう思うかはその人次第ですが、
伝えたい愛や感謝の言葉は伝えていきたいですね。
死んでからじゃ遅いですから。
タイのソンクラーンでは
お互いの幸せを祈り
子供が親の手をお水で洗い、
親は子供に祝福の言葉をかけます。
この儀式の最中、いつも感極まって涙が溢れてきます。
感極まるのはいつもハートが震える時です。
大人の人たちも感極まるでしょうが、そんな素振りは見せずに懐広く祝福の言葉をかけてくれます。
経験値の差なんだろうか。
私も頑張ろう

最後まで読んでくださってありがとうございました

全ての親子に愛と光をこめてハートから送ります






