今日はソンクラーンの最終日。

私たちは一族総出でお寺へ礼拝に行きました。
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先祖のお墓に手をあわせて、去年の報告、そして新たな一年の健康と成長と成功を見護って下さるようにお願いします。
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タイのお墓は白いパゴダ( 仏舎利塔 )を模していてとても綺麗。

新年には沢山のお花を供えます。

マリーゴールドのお花を繋げて長い長い首飾りのような花輪を作って、お墓の上から吊るし、1年後の新年にまた新しいものと取り替えます。( マリーゴールドの花には魔除けの効果があります。生花もキレイだけれど、乾燥しても色鮮やかでキレイなお花です )
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お花と共にお祈りして、自身の祈りを華やかに輝かせます。

お線香をくべて、煙と共に祈りが空に広がっていきます。

聖水をお墓にかけて、水と共に大地に広がっていきます。

タイの4月は乾季で時には雨が何ヶ月も降りません。

が、毎年ソンクラーンの直前の数日間だけ大雨が降ります。

天からの大水で地表の不純物を洗い流すとソンクラーンがやってきます。

そしてソンクラーンの日は気持ちの良い青空が広がる晴天が戻ってきます。

面白いですね^ ^

・・・
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旦那さんの祖父と祖母が一つのお墓に入って、その隣に曽祖父と曽祖母のお墓、その隣に高祖父と高祖母の墓が続きますので、一つ一つにご挨拶していきます。

去年はまだ家族に入ったばかりでタイに嫁いだ実感がまだあまりありませんでした。

日本との風習の違いにただ興味津々で終始キョロキョロおのぼりさん気分でしたが、

今年は親戚の中にいても違和感もなく、ゆっくりとお墓参りをすませることが出来ました。

家族全員がお参りを済ませたところで、僧侶の登場です。

僧侶が皆で経文を読み込んだ白い糸をお墓に巻いて、それを我々親族と僧侶が両手に持ってつながり、僧侶のチャンティングにあわせて皆で祈りを捧げます。

親戚一族が仏陀と先祖の元に全員つながって祈りを捧げる。

本当に美しい儀式です✨

それが終わったら、今度は親族の目上の人の手に聖水を注ぎます。

目上の人の身体を洗いながら、その方の健康と長生きをお祈りします。

目上の人は私たちのために健康や幸せや成功を祈る言葉をかけてくださいます。

この儀式が本当に美しくて、

お互いのことを案じながら、お水を注ぐと同時に祝福の言葉を聞いていると、自然にハートが震えて涙がこみ上げてきます。

今は私たちは一族の中でも若年者ですが、いつか下の子たちが育ってきて、また新しい世代が生まれてきたら、今度は私たちが手を洗ってもらい、若者に祝福の言葉をかけていくのです。

こうやって命のリレーが、祝福のリレーが続いていくのですね。

本当に素晴らしい国です。
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この国に嫁いできて心から良かったと思える日。

それが私のソンクラーンです。

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最後まで読んでくださってありがとうございました。

あいとひかりをこめてハートから送ります💖

🌹はせがわようこ🌹