ヨガスートラに八支則について書いてあります。

これは解脱の道を示すものです。

1.禁戒(ヤマ)   
2.勧戒(ニヤマ)   
3.坐法(アサナ)  
4.調気(プラーナーヤマ) 
5.制感(プラティヤハーラ) 
6.集中(ダラーナ)   
7.瞑想(ディヤーナ)   
8.三昧(サマディ)  

ヨガをしている人なら聞いたことはあるのではないかと思います。

が、これが興味深いもので。

あるヨガのティーチャーズトレーニングを受けた生徒さんが、八支則のヤマ・ニヤマを梯子の1段2段に例えていました。

梯子はこの世の常識(私がこの世の常識とか言ってるとウケますが^ ^)では、一段ずつ登るものですから、つまり1段目登らないと2段目にいけないという風に捉えてるに他なりません。

つまりヤマが出来ないとニヤマには行けず、ニヤマが出来ないとアサナには行けない。。。

このように聞こえます。

ところが不思議なのが、1段目2段目はすっ飛ばして、みんなアサナは行っているということ。 

「部屋汚いし、たまに嘘もつくし、人も傷つけるけど、ヨガのアサナは好きだからやってます。」

…みたいなことなのでしょうが、矛盾が気持ち悪くて仕方ありません。

そこに矛盾があることはみんな薄々気づいているものの、処理のしようがないから後ろめたい気持ちを抱えて生きています。


そして、多くのヨガを行う人がこのように考えて、アサナ以降を正視せず、自分の中の矛盾を解消せず、その先に何があるのかを見定める前に思考停止してしまっているように思います。

もしも、八支則を梯子と思っているのなら、それは登らない理由を探しているだけにも見えます。

「素敵な梯子だ」

と眺めるために飾っている人が沢山いますが、

梯子は登るためのものですよね^^;

そして、1段目から登るのが大変なら、

天狗のようにバサバサと大きな翼で飛んできて、梯子のてっぺんに「シュタッ」と止まるというのも一つの手ですぞなもし。

方法は一つではないということを知ると楽になりますよ。

今日も呼んで下さってありがとうございました。

あいとひかりと感謝をこめて✨✨✨

鞍馬天狗のつかいもみじ
はせがわようこ。