そういえば子供の頃から無意識のうちにオーラを見ていたなということを思い出しました。

その時は自分が何を見ているのか気づいてなかったし、そこに当たり前にあるので、違和感も感じず、注目もしていませんでした。

オーラは人の感情で色や温度が変わります。

例えば怒らせると赤黒くなるし、笑わせるとオレンジやピンクっぽくなり、悲しませると薄い水色や暗い青になったり、なんかこんな感じの色になります。

子供の頃はこの人の周りを取り巻く色を操る遊びが大好きでした。

平常時のオーラというのがありますが、それ
は人それぞれで、色んな色がホヤーンとしています。

で、そういう状態の人を突然驚かしたり、笑わせたり、怒らせたりすると、突然の感情の変化でオーラの色もパッと変色します。

子供の頃はそれを面白がって行っていました。

で、いきなり笑わせるのは結構難しくて、怒らせたり悲しませたりするのは結構簡単ということを知りました。

子供の時は何のことだかわからずやっていましたが、

今の視点で説明すると人は+より-に引っ張る方が簡単ということです。

(だから誰かが幸せになった話より、不幸自慢や悪口陰口の方が盛り上がる人たちがいるんですね。)

演劇を始めた理由も観客の感情の変化を見るのが面白かったからです。

演劇の面白いところは、見ている観客のオーラが一気に変わるのが見られること。

演者の芝居一つで悲しみから喜びへ、喜びから憤りや悲しみへ、そこからの笑い!

と、観客全員のオーラを自由自在にコロコロ変えることが出来、それを見て、また沢山の人のオーラが変わる際の大きなエネルギーの変化を肌で感じることの快感といったらありませんでした。

1人の人のオーラを変えることでさえ大変面白いのに、何十人、何百人のオーラを一気に操って変化させることは本当~にJOY(喜び)以外の何でもありませんでした。

自分が上手く演じれば、お客さんも感情移入をしてくれます。

自分の演技一つで会場のエネルギーを同じ方向に向けて昇華させていくのです。

役者というのはかくも素晴らしい仕事でした。

モチロン、演技が不味ければ、観客の集中力も得られず、会場のムードは白けきり、エネルギーの爆発も起こりません。

そこで、いかに観客のハートを鷲掴みにするかの「つかみ」や、大事な言霊をしっかり響かせるための「間」やセリフを「たてる」

などのテクニックがとても重要になってきます。

どの役になっても、このテクニックをおろそかにしてしまうと、大切なセリフが聞こえなかったり、なんか勝手に泣いたり笑ったりしているだけの独りよがりの舞台になってしまいます。

テクニックがあれば大抵どんな役でもソツなくこなせます。

そして最後に大切なのが心です。

心があるかないか。

これだけで芝居が本物にも偽物にもなるのです。

役者は板の上でたくさんの人の人生を演じます。

心を入れれば入れるだけ、その役に入り込むことも出来、それによって、一回の人生で何十人分もの人生を経験することも出来るのです。

最初はオーラの変化を見ることへの興味から始まり、いつしか役者稼業に心底はまり込んだ人生なのでした^ ^

最後まで読んで下さってありがとうございました。

愛と感謝をこめてラブラブ

ハセガワヨウコひらめき電球