前回は親戚のお葬式の話でしたが、その数日前は旦那さんのお祖父ちゃんの誕生日でした。
お祖父ちゃんは十数年前に既に他界しているのですが、こうして毎年お坊さんを呼んでお祝いをしているのです。
お祖父ちゃんの生前は、5人の息子たちとその嫁や子供たちが寄り集まってバンコク市内の大きな家にみんなで住んでいたそうです。
6家族が一緒に住んでるって相当大きな家です。
孫たちは二階でバイクに乗る練習をしてたそうで、どんだけ大きかったのか想像もつきません^^;
庭の畑では野菜を自家栽培し、池では魚や海老を育て、ほぼ自給自足で生きていけていたそうです。
他にも土地をたくさん持っていて、子供たちが困らないように分け与えてくれたそうで、そのおかげで家族は豊かに暮らせてます。
今の家も大きな敷地内に並んで家建て、親戚が集まって暮らしています。
というわけでお祖父ちゃんの存在はとても大きく、他界して十数年経った今もこうして皆で集まって誕生日を祝っているそうです。
「あなたが誕生してくれたおかげで私たちがここにいる」
こういう家族の想いが本当に素晴らしいです。
タイに嫁いで、こんな素敵な光景を目の当たりにすることになるとは夢にも思っていませんでした。
私の旦那さんは仕事で忙しい両親に変わって祖父母に育てられたそうなので、きっとお祖父ちゃんが生きていたら、ひ孫の誕生を喜んだことでしょうね。
それはうちの他界した祖父母も同じことですが。
それにしても、こうしてたくさんの家族が集まっているのを目の当たりにすると
男と女が結婚して子を産んで、その子がまた結婚して子を産んで…という繰り返しがなされてこれだけの大家族になっていくのですから、家族という特別な絆を作る行為がとても神聖で豊かで幸せなことだと実感します。
肉体を持った物質次元だからこそ成し遂げられるこの素晴らしい活動に参加できて本当に有難いことです。
というわけで、お祖父ちゃんの誕生を皆で祝う幸せな日なのでした。