まだ葬式ネタです。
表題だけ読むと何のティクアウトか分からなくて、ちょっとホラーな想像しちゃう人もいるかもしれませんが、料理の話です^^;
タイのいいところは、あまった料理はみんな持ち帰っていいところで、お母さんたちはせっせとビニール袋にお持ち帰り用に詰めてました。
それにしてもこんなことを1週間も続けるって経済状況どうなってるのかと気になってしまいます。
毎日こんな高カロリーな料理を食べ続けたら、お坊さんも太っちゃうよね。
しかも、お葬式やら宗教行事は年がら年中やってるから、色んなとこで豪華な食事を供されて、お坊さんのコレステロール値が気になってしまったりもします。
ところで、お坊さんの食事は順番にでなく一気に出されるので、全ての料理が卓に並べられます。
その時いくら自分から遠いところに食べたいものがあっても「それちょっとこっちに頂戴」は許されないそうで、目の前にあるものを食べないといけないそうです。
なので、目の前に前菜しかなければ前菜を食べ続け、いくら肉が嫌いでも目の前に肉があったら肉を食べるわけです。
豪華な食事は、自分の代わりに神様仏様に仕えてくれている僧侶への感謝の気持ちを振る舞うわけですが、僧侶は驕り高ぶってはいけません。
僧侶の立場は「あくまで出されたものを何でも食べる」というスタンス。
ですから豪華だろうが水一本だろうが、僧侶からしたら同じことなわけです。
義弟が仏門入りしているときに、義弟が好きな日本のカレーを作って振舞ってくれと義母に頼まれて作ったのですが、一口も手をつけてもらえなかったことがありました。
あとで聞いたら義弟から相当遠いところに置かれたのが原因でした。
その時はちょっと残念にも思いましたが、義弟が仏のもとで仏の教えを念頭に置いて楚々としている姿を美しく思ったりもしたものでした。
ところで、タイでは男子は一生に一度仏門に入りますので、宗教行事にそういった見習い僧もやってきます。
で、食事の仕方など見てると、ガッツいたり、いつまでも食べ続けてたりするので、修行の経過も見えたりして面白いです。
先輩僧の背中を見ながら、時間をかけて少しずつ仏の道に帰依していくのです。
タイのこういう文化は本当にステキです。
最後まで読んでくださってありがとうございました^ ^
愛と光をこめて!