タイは新作映画の封切りが異様に早いです。

ほとんどのハリウッド映画はアメリカとほぼ同時に上映されているようで、話題の新作が日本よりも早く楽しめます。

早いのはいいのですが、映画を観たあとの興奮を誰かと分かち合いたくても、日本では公開されておらず。

日本で公開されるころにはこちらの熱が覚めてることもしばしばです。

また、映画を観覧前にネットで検索しても、日本語はおろか英語でさえも評価や口コミが一切載っていないので前評判を頼りに観に行くことになり、当たり外れも激しいです。

しかも、DVDの発売が物凄く早いです。

先週観たばかりの映画が翌週にはDVDになっていたりして、驚かされます。

いま、日本で人気のディズニーのアナと雪の女王も日本より数ヶ月早く上映が開始され、DVDもすぐに売られていました。

なんだってタイは映画に対してこんなにスピーディなのでしょう?

それはタイがコピー大国だからなようです。

さっさと封切らないと違法CDが先行してしまうし、またさっさとDVDも売らないと違法CDのせいで誰も正規品を買わなくなるから。

そういえば映画上映前に日本では海賊版撲滅運動みたいなのが流れますね。

頭がビデオになってるパントマイムの人が出てくる、
「海賊版は観るのもダウンロードも違法です」
ってやつです。

こっちでは、コピーが巷に当たり前に溢れているから、そんな注意勧告は一切ないです。

それにしても、タイのコピー事情は映画の封切りにまで影響するのです。

面白い国ですね。



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