2匹が死産で2匹が病気で死に、現在5匹になりました。

死んだ2匹は魔法学校の出発直前でした。

死んだ子犬の1匹はお腹がパンパンに腫れ上がり、病院に連れて行って精密検査を色々しましたが、病院からの帰り道の車の中、私の膝の上で逝きました。

死ぬ直前は肉体から魂を絞り出すために腹の底から声が出ます。

子犬がその声を出した瞬間に、私もレックも「あ、いかん」と言いましたが、これが始まるともう手遅れです。

あんなに時間かけて検査して、やっと原因らしきものがわかったのに逝くときはあっという間でした。

次は手遅れにならないようにしたいと思いましたが、タイは街のいたるところに犬がいます。

貧富の差が激しいこの国で、病気にかかって医療費を出してくれる飼い主に恵まれた犬はそんなに多くないでしょう。

誰も飼い犬に死んでほしいなんて思いません。

が、医療費が出せなければ打つ手がない時も多々あるでしょう。

こういう時に人間の無力さを感じます。

人は昔から不死にあこがれ、その探求がなされ続けてきました。

ヨガもその一つです。

永遠の魂に気づくための行。

お医者さんとは違いますが、私も生死を学ぶ仕事をしていますので、こういう時に机上の空論ではない物質次元の生々しさを実感します。

家に戻ると子犬たちが、今日逝ってしまった子犬を探していました。

相方を戻してあげられなくてごめんね。

この子犬の前の代は、インフルエンザのような流行り病で1匹残して全員逝ってしまいました。

ちょうどリトリートの最中で私は死に目に会えなかったのですが、死んでしまった子たちは死ぬ間際、広い庭のどこかに隠れてしまい病院に行こうにも見つけられなかったそうです。

たまたま残った一匹だけが病院に行って生き残りました。

その犬は子犬の中でも一番よく食べる犬で身体もみんなより大きかったので、きっと免疫力も強かったのだと思います。

たくさんの子犬たちが衰弱して行く姿を見て、運と体力と気力が生死を分けるな~と実感しました。

だから、私が調子悪くなるとレックは「食え~!」と食べさせようとしますが、

人間はただでさえ栄養過多だからそんな簡単に死なないの!

むしろ不食にして消化に使う酵素を体力に回した方が早く回復するの!

なんていうやり取りが繰り広げられております。

レックは私より沢山の犬の生死の繰り返しを見てるから、病気で食べない人を見ると心配になるのでしょう。

というわけで、安心させるために食べたりもしてます(^◇^;)





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