タカちゃんと仏教の話になりました。

これからアユタヤに行くというタカちゃんにお寺巡りを勧めたところ、「仏教に興味がないからいいや」というのです。

何故興味がないのか聞いてみると、「こっちの仏像は金ぴかだからちょっと違うけど、日本のお寺ってなんだか暗いイメージなんだよね。」

この人間的発言にはハッハッハッと笑ってしまいました。

なんだか○○なイメージ

イメージって自分の体験に基づかない想像の域の話です。

つまり、食わず嫌いなわけですね。

人間は自分の過去の経験をデータベースに生きていますから、過去にそういう風に思うような経験や誰かがそう言ったのを覚えていて刷り込まれたりしたのでしょう。

この食わず嫌いのイメージが、我々の未来をかなり狭めます。

私は昔から自分で確かめて確証を得ないと気が済まない生き物でした。

辛いと言われれば本当に辛いか食べてみないと気が済みません。(私にとっては辛くないかもしれないでしょ?)

たとえば20台の頃、東南アジアは好きでしたが、ヨーロッパは好きではありませんでした。

太陽が降り注ぐ南国が好きなので、ヨーロッパは寒くて暗いイメージがしたのです。

ヨーロッパにも南国の場所はありますが、リゾート地で値段が馬鹿高いイメージでした。

全てイメージです。

「なんか嫌い」では人を納得させられません。

嫌いなら嫌いでいいから嫌いな理由を明確にしたいと思うわけです。

と、いうわけでイギリスに留学しました。

好きでもない国に3年も行きました。

そして行ってみてどうだったかというと…

イギリスが大好きになったのでした。

これはある意味勝利です。

確かに冬は寒くて暗いです。

でも霧がけぶって伸ばした指先が見えないのには感動しました。

霧の中に見るテムズ川沿いのビッグベンやタワーブリッジは本当に美しくて幻想的で、もうしばらくこの国に留まろうといつも思わさせられるのでした。

私はイギリスの文化や伝統が好きです。

イギリス人の階級制度は興味深いし、海洋王国だったイギリス人はよその国の客人に親切です。(そうでないという人もいますが、幸い私はそういう友人に恵まれました)

でも、イギリスの食事はマズイです。

しかし、嫌いなイメージで行かないと決めつけず、行ったおかげで人生を左右する大きな経験が出来ました。

^_^;天邪鬼でよかったです。

これはヨガの聖典にも書いてあります。

怖いものを見ようとせずに逃げれば、その影は追いかけて来てつきまとい続けるが、冷静に見てみると取るに足らないものだったりするもの。

好き嫌いも二極性ですから両方を見て中庸を行けるようになるといいですね。

因みにタカちゃんは私達とアユタヤで一日を過ごし(それも最初は断られましたけど、私が行きたかったから連れて行きました^_^;)最後にはかなり興奮していたので、仏教への見方がかなり変わったのではないでしょうか?

仏教は私達の解脱とアセンションの大先輩です。

目覚めていない信者の言うことは放っておいて、仏陀に意識をあわせれば心理の扉が開いていくものです。

タイは男子が一生に一度、仏門に入るしきたりがあります。

そこで仏の教えを受けるのですが、真面目に行えば冷静の扉が開くキッカケとなっていきます。

私の生まれてくる子供も男子ですから、仏門に入るわけです。

羨ましいです^ ^

仏教のことをブログに書いたり、お寺に行くとお腹の中でいつも騒いでいます。

仏教や解脱に関する新しい智慧をもって生まれて来るのではないでしょうか。

楽しみです^ ^



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