先日、ベンスティーラー主演の『The Secret Life of Walter Mitty』 を観てきました。

日本では春くらいに「LIEE!」というタイトルで公開されるみたいですね。

前評判は五分五分といったところでしたが、私は結構好きでした。

何よりも主人公が旅する色んな国の広大な風景が素晴らしかったです。

妄想を妄想で終わらせるのか、実行して具現化していくのかって、本当に自分次第です。

小さなキッカケやチャンスを見逃さないことや、自分に対して消極的でない姿勢を保つこと。

これを続けて行けば、妄想はイマジネーションに変わり、我々の人生を彩り鮮やかな素晴らしいものにしてくれます。

誰だって妄想はするものです。

それは想像力の扉なんですよね。

…と、まぁそんな話なわけです。

映画はさておき、私の真隣に白人の人が一人で座っていました。

おじさんなのかおばさんなのか若いのか何なのか、よくわからない人だったので、その人と書きます。

その人がなんというか、かなり独特で、独り言(と思われる)を映画の間ずっとつぶやいているのです。

それが、映画の内容の先取りというか、次に登場人物が何を言うかなどを先取りして言っちゃうんです。

よく、推理ものとか観てて、「あの人が犯人だよ」とか言っちゃう人いるじゃないですか。

まぁそんなカンジです。

それだけでなく、映画の登場人物と会話までしてるのです。

登場人物「どういうことだい?」
その人「どういうことって言われても~」

みたいな。

その人の反対側の人は、チラチラその人に視線を送ってやめさせようとしてましたが、本人は全く気にしていません。

私も最初はイライラしてました。

登場人物が何か話すたびに隣で色々言うから気になって仕方ありません。

その人が「素晴らしい」とか「おかしい」とか言うたびに、自分の感覚で観たいのに。という気持ちが湧き上がり映画に集中出来ませんでした。

ところが、時間が経つにつれ、なんだかその人が私のツボにはまってきたのです。

というのも、その人が先取りしていうことはことごとく間違っているのです。

登場人物「でも急がないといけないよ。遅くなると…」
その人「暗くなるから?」
登場人物「ボルケーノが噴火するから」
私(違うじゃん^_^;…ってか暗くなるからって普通だから!)

…とまぁ、こんな感じです。

こっちはこっちでいちいち心の中で突っ込みまくっていました。

映画の最後にはその人が一登場人物として組み込まれていました。

まるで一つの映画をもとに、その人の心象を観ているようでした。

映画が終わると、その人と反対側の席の人は怒りの視線をその人に投げかけて去って行きました。

まぁ普通の反応なのかもしれません。

しかし、周囲にウザい人がいても排除し続けて生きていくことは出来ませんから、どうすれば楽しめるかを考えることは大切です。

発想の転換は自分の視野を広げます。

とまぁ、こんな出来事がありました。

本当に変わった人でした。

見た目もやることも。

ある意味、宇宙人丸出しです。

まぁそれはそれで面白かったのですが、DVDになったら、その人の注釈なしでもう一度観てみたいと思います。

案外、その人の注釈ありの方が面白かったりしてですが…( ^ω^ )




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