国民が愛するプミポン王。

現在、タイの国内至る所で王様の生誕を讃える「LONG LIVE THE KING」の文字と王様本人の写真を目にします。

タイの王様人気は本当にすごいです。

激化していた反政府デモ運動も、王様の誕生日には休戦していました。

映画館では予告編の最後に王様を讃える歌が流れるので、その間は全員起立して拝聴します。

チャラチャラした若者も大人も子供も、ポップコーン片手に、王様に敬意を持って立ち上がる姿勢がとても微笑ましいです。

こんな時、日本もかつてはこんなだったのかなぁ~と考えずにはいられません。

誕生日のパレードに集まった民衆は王様の誕生日の色である黄色いシャツを着用し、涙を流して国王の生誕を祝福していました。

王様は旱魃対策や農村開発に着手し、農作物を沢山植えて、タイを農作物の豊富に取れる豊かな国へと様変わりさせました。

見事な政治的手腕で、他国との外交も円滑にさせました。

出家した時に法力も得て、凄まじい法力でタイ国を護っているという話もあります。

そりゃタイの人は安心して暮らせますよね。

結局、民衆にとって必要なものって信頼してついていけるリーダーなわけです。

日本では政治活動を見ても「誰を信じていいか分からないわね」なんてよく聞きます。

良し悪しを自分で判断していかないといけないなんて深刻な話にまでなっちゃうわけですけど、結局は信頼してついていけるリーダーが不在な為にみんな不安なんですよね。

王様がいて、ある程度の舵取りをしてくれれば、自分のやるべきことだけをもっと考えながら生きていけるのかもしれません。

というわけで、タイの人にとって王様は尊敬すべき、愛すべきリーダーなわけです。

そんな王様も86歳。

王様は既にタイの繁栄のシンボルであるために、王様亡き後のことが懸念されます。

タイでは第一子が王位を継承するという決まりはないらしく、年若き甥が時期王位継承者ではないかと噂されています。

LONG LIVE THE KING!





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