そういえばこの前、タイの宗教行事に参加しました。
お祖父ちゃんの10回忌だったのですが、日本とえらく様子の違う宗教行事に興味津々でした。
まず、服装はかなりカジュアル。
別にスーツも着なくていいし、黒い服も着なくていいようでした。
会場に到着してみると、外に椅子が沢山並べられていて人が座っています。
その前に半分室内になっている座敷があって、そこにも何人か座っています。
外に座っている人と半分室内に座っている人の違いは何のかよくわかりません。
彼のお父さんは半分室内に座っていて、お母さんは外に座っていました。
男だけじゃなく、女の人も何人か半分室内に座っていることから見て、実子とかそういう人が半分室内なのかもしれません。
半分室内の上座が壇上になっていて、その上には坊様が横一列に並んで座って読経しています。
10回忌だから10人?!
毎年増えちゃうの?
読経はタイ語なのかサンスクリット語なのか全く分かりません。
1時間くらいの読経が終わると、坊様への托鉢(?)がはじまります。
家族全員で坊様をもてなして、ご飯を食べてもらいます。
この托鉢の仕方も独特で、家族の代表何人かが、托鉢を行い、それ以外の人は托鉢をしている人に両手をピタッとくっつけます。
これを行うことで、一緒に托鉢をしているということになるのでしょう。
「レック(彼)にくっつきなさい」と方々から指示がやってきて、よくわからないまま彼にしがみつきました。
周囲を見ると色んなところで、ひっつき虫をくっつけた大人が10人の坊様に托鉢を行っていました。
その光景がシュールで物珍しくて、一人でキョロキョロニヤニヤ。
彼「…面白いの?」
私「うん」
彼「ニヤニヤしない」
私「でへへ」
さて、坊様の食事が終わりました。
半分室内に広げられた食卓を片づけて、終了かと思いきや、
坊様が再度壇上にあがって読経をはじめました。
まさかの食事休憩?!
なにがなんだかよくわからないまま、更に1時間の読経が続き、坊様は帰っていきました。
これで終わりかと思いきや、今度は家族の食事会が始まりました。
お供え物をみんなでいただく、みたいなかんじでしょうか。
その間に、お義母さんに連れられて、親戚中に紹介されました。
「3番目のおじさんのアオさんよ」
「1番目のおばさんの息子のノンよ」
ちょ、ちょっと待って!おじさんってお義母さんから見ておじさん?それともレックから見ておじさん?!
なんて考えるうちに紹介はどんどん進み、もう何が何やら分かりません。
モチロン誰一人として覚えられませんでした。
大家族怖いですね~。
っていうかタイ人、名前似過ぎ!アオとかアイとか混乱するし…。
と、こんなカンジで私の嫁としての初の宗教行事は終了しました。
っていうか、ブログ用に写真撮りたかった!
タイの宗教行事なんて普通じゃなかなかお目にかかれるもんじゃありません。
ただの観光客だったら写真撮りまくれるのに、嫁という立場ではなかなかグイグイいけないもんですね。
持ち前の図々しさを発揮するにももう少々時間が必要と言うものです(^_^;)