タイ語の発音は難しいです。

ちょっとでも発音が違うと全く違うものになってしまいます。

例えば「マー」。

「マー」一つだけで以下の3つの意味があるのです。

馬・犬・来る

語尾が上がったり下がったりすることで、犬になったり、馬になったりします。

私「犬は?」

タイ人「マー」

私「馬は?」

タイ人「マー」

私「…一緒なんだけど(^_^;)」

こんなやり取りが永遠に繰り広げられていました。

そんなある日、いいことを思いつきました。

発音を聞くのではなく音に感情をなぞらえてみることにしたのです。

これがなかなか功を奏しました。

私「馬はマー!で犬はマー。来るはマー。」

タイ人「おぉ!そうそう」

私「犬が来るはマーマー。」

タイ人「凄い凄い!」

マー マー マーマー…。

どんな風に表現しているかというと、

馬の「マー!」は元気良く、発散する感じで。
目を見開いて喜びを表現すると更に効果的。

犬の「マー」は言い聞かせるように。
何度も言っていることを再度注意深く聞かせるような気持ちで。

来るの「マー」は語尾が下がるので、落ち込んだカンジで。
視線を下げて暗めに言うと効果的。

という事で、何ヶ月もあんなに難儀していた発音ですが、感情をのせる作戦が成功しました。

問題はいちいち感情をのせないといけないこと。

「馬」と言う時はやたらハッスルしているので、完全に馬好きの人になり、「犬」と言う時はやたら上から諭すような口調になり、「来る」と言う時に何故かちょっと悲しそうなカンジの人になってしまいます。

「馬と犬が来る」なんて言う時は、完全に躁鬱病で自分の感情がコントロール出来ない人みたいにならざるをえません。

この躁鬱状態は時が解決してくれると信じて行きたいと思います(^◇^;)



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