先日、タイ語の授業の中でお互いの歳を聞くというレッスンがありました。

おいくつですか?

タイ語では

アーユータウライカ?

と、いいます。

タイでは相手の歳を聞くのは失礼なことではありません。

自分より年上なら「ピイ」年下なら「ノン」を名前の前に付けて呼ぶので、初対面でまず年齢を聞いてピイなのかノンなのか判断するわけです。

例えば年下の人が私を呼ぶ時は「ピイ・ヨウコ」なわけですね。

彼の友達を何人か紹介されましたが、
ピキャッ、ピトン、ピボン、ピゴル、ピナッツ…

タイはピから始まる名前の人が多いなぁなんて思っていたら、敬称だったわけです。

逆にノンから始まる人に会ったことがありません。

ピイは先輩みたいなことですよね。
「ヨウコ先輩」みたいな。
ノンは後輩になるわけです。
「ヨウコ後輩」なんて先輩が呼んだらなんかちょっと偉そうですよね。

と、いうわけで、先輩の方がOKならばノンは省略されることが多いようです。

それにしても初対面でいきなり「お幾つですか」から質問されるとさすがにちょっと抵抗があります。

更に聞いておいて、答えさせておいて、私の方が全然年上なのに、普通にヨウコと呼ばれたりします。

わたしゃあんたより年上なんだよ!ピイをつけんかい!

と、ちょっと思ったりもしますが、外人だから治外法権(?)だったりします。

ってか、だったら最初から聞くなぁぁぁ!!

とも思います。

と、いうことで授業の話です。

クラスメイトの年齢を聞いて驚愕しました。

同い年くらいだろうと思ってた台湾人が、なんと50歳だったり、随分下だろうと思ってたやっぱり台湾人が自分と対して変わらなかったり、アジア人の年は本当に分かりません。

私も37歳だと言ったら、みなに驚かれました。

25歳のアメリカ人からこいつは同じくらいに違いない(昔から後輩に面倒みてもらうのが得意です)と高を括られていたらしく、年齢がわかってからの彼の接し方が丁寧になっていたのが面白かったです。

しかし、本当にアジア人の年齢は不思議ですわ。



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