ヨガとは全然関係ない話を書いてみたいと思います。


プロフィールにも時々書いてあるように、20代の頃、お笑い芸人を少々かじっていました。


「お笑い芸人をかじっていたってどういう意味よ?」


ってカンジですよね?


日本語のこの曖昧さ好きだなぁ(^_^;)


…ってそれはいいんですけど、


「お笑い芸人を目指していた」でもなく


「お笑い芸人をやっていた」でもなく


お笑いの世界に片足をつっこみ、芸人の真似事をやらせていただいていました。



そもそもは役者をしていましたにひひ


仲間と劇団を旗揚げして、そこそこ人気を博していたのですが、


もっと自分たちの劇団の知名度を高めるために、某有名プロダクションの某有名オーディションを受け、


凄い倍率のなか見事合格したのですアップ


凄い!やった!アンダーグラウンドから一気に光の世界へ!


「これで私も第二の鈴木保奈美!」


意気揚々とプロダクションに向かった初日に事件は起こりました。


そのプロダクションは1部と2部にオフィスが分かれており、1部は「俳優部門」と呼ばれ俳優やアイドルが所属していました。


2部は「お笑い部門」。名前の通りお笑い芸人が所属していました。


事務所について当然のごとく1部のオフィスに入り元気にあいさつしました。


私「ざぁぁぁっす!!!今日からお世話になります!!!」


マネージャー「あ、君ここじゃないから」


私「え?」


マネージャー「君あっちあっち」(と、上を指す)


1部のオフィスを出て上の階にあがると、そこにはTVでよく目にするお笑い芸人がネタ見せをしている最中でした。


私はお笑い部門に合格したのでした。



自分から見た自分と、人から見た自分に、これだけ誤差があるということを知りオドロキでした。


私はシリアスな性格俳優を目指していたのですが、プロの眼は私をお笑いの方が向いていると見て取ったのです。


私「自分無理っす!お笑いなんて出来ないっす!」


マネージャー「大丈夫大丈夫。それで充分面白いから。」


と、よくわからないままお笑いライブに参加したりしていました。



…こうして私のお笑い修行がはじまりましたメラメラ


お笑い芸人の先輩たちは本当に面倒見がいい人達で、


一生懸命、私のキャラ作りをしてくださいました。


先輩「君、素はボケだけど、女の突っ込みはまだあまりいないから突っ込み練習したら重宝されるよ」


というアドバイスをいただき、そこから飲みに連れて行ってもらうたびに


先輩「そこの砂糖かシュガーとって」


私「はい」←普通にとって渡す私


先輩「こらぁぁぁぁ!!!このボケ殺し!!!」


私「え?え?何々?」


先輩「砂糖とシュガーは一緒だろうがぁぁぁ!どこにボケが落ちているか分からないんだからちゃんとアンテナ張り続けろぉぉぉ!」


私「あ!気づかなかった!え、じゃあ先輩ならどうするんですか?」


先輩「シンプルに「同じだしっっ!(さまーずの三村風に)」」


私「あはは。」


先輩「あははじゃねぇ!(三村風に)」


私「あはは。」


先輩「はいはい砂糖かシュガーね。疲れた体には甘いものが…ってコラー!一緒!砂糖・シュガー一緒!」


私「ちょっと無理があるけど、これがのり突っ込みですね!」


先輩「生意気に批評すんじゃねぇ!(三村風に)」


私「あはは」


先輩「あははじゃねぇ!(三村風に)」



…とまぁ、こんなことを毎日毎日…。


こんな風にお笑い漬けの生活を1年続けました。


私はお笑い芸人になりたかったわけではないので、結局去る決意をしましたが、


あの1年は凄く貴重な1年でした。


お笑いの訓練は今の仕事にももの凄く役立っています。


(先輩ありがとうございました!)


くだらないことを真剣にやるから面白い。


人生と一緒ですね。




昔を振り返ると、あまりに沢山のことがありすぎて本当に自分の人生かと疑ってしまいます。


人生って本当に不思議ですねキラキラ


しかも、これからまだまだ色んなことが起こるであろう予感にワクワクします。


神様ありがとうございますニコニコ


最後までつきあってくださったみなさまも本当にありがとうございますラブラブ