タイの道路を車で走っている時のこと。


道路のわきに大きな木が生えていました。

道路の拡張のためにその大きな木を伐採していました。

日本では大きな木には聖霊が宿っているのでむやみやたらに伐採すると良くないことが起こったりもします。

そのことをタイ人の友人に話すと、タイでも同様だと教えてくれました。

日本では大きな木や石を動かす時は、神主さんやシャーマンに依頼して宿主に移動してもらうようお願いしたりします。


古のしきたりを無視して木や石を動かしてしまって、とんでもない災害に見舞われた土地や人の話はよく聞きます。


木や石はそのものがエネルギーを持っているだけでなく、霊道(神様や大きな力の通り道)だったりすることもあるので、霊道を閉ざしてしまって行き場を失った氣が爆発したり溜ってよどむなんてことが起こります。


タイではどうかと訪ねると、やはり同様だとのこと。

しかし、道路の拡張などの大がかりな工事は大抵王様の承認の元に行われるので、精霊たちは自ら納得して移動するそうです。

なぬ~。


王様の力半端ないです。

しかし、王様の一声で国が動くわけですから、王様とは名声上の権力だけをもつ存在ではなく、エネルギー的にも強力である必要があります。

・・・と、考えると普通のことですね。