ヨガの教えには「バクティ・ヨガ」という神様への信仰を説くヨガがあります。


神様と人はお互いが親であり子であり、親愛の情で結ばれる親友である。
神様への深い愛着によってそれ以外への無執着を生み、至高の帰依という高遠な領域に入る門を開く。
…これがバクティ・ヨガの考えです。


映画「ジョイフル♪ノイズ」を観ていたら、バクタ(バクティ・ヨガを行ずる人々)達の葛藤を観ているようで面白かったです。
http://wwws.warnerbros.co.jp/joyfulnoise/mainsite.html#/home



映画のはじまりは「愛が足りない(not enough love)」から始まります。


♪♪♪

「愛が足りない」


優しさが宿る心に憎しみはない
どれだけ時を費やせばわかるのか
眼をそむけたらチャンスは逃げてしまう
新しい世界はそこまで来ているのに
心に十分な愛がない


愛の歌が歌われ 映画は愛を語る
愛さえあれば毎日が幸せだろう
疑うこともあるけれど 感動もする
溢れる愛があるのに 少ししか見えてない


心に十分な愛が足りない
心が愛で満ちていない
心は愛に飢えている
信じる心がなければ 私たちは離れ離れ


助け合いが足りない
みんな自分のことばかり
足踏みばかりで祈りが足りない
とても簡単なこと
心を愛で満たそう


心にたくさんの愛を注ごう
ここには信頼が足りない
基盤を築いて状況を変えよう
救いを求めて耳を傾けよう
祈ろう誘惑に負けないで
♪♪♪


まさにバクティ・ヨガの教えです。


この世は愛か怖れしかなく、怖れの見方をしている時は愛は感じられません。


虚無感や孤独。


人は心に空いた穴を埋めるために必死で一番大切なことを忘れてしまいがちです。


愛が足りない。

本当は足りないじゃなく、足りないと思っている。


本当はみんな完璧で完全な存在なのに、外側の世界のモノで埋めようとするから余計苦しくなります。

本当の幸せは心の中に存在するのです。


神への祈りを通じて自分の中の幸せを思い出す。


祈りや瞑想というのは、外側に向いている意識を内側へ向けることで、至高の自分とつながる作業です。


こんなこと書くと小難しい映画に感じて敬遠されそうですが、そんなこと全くありません。

「天使にラブソングを」や「バーレスク」に肩を並べられるハートフルで警戒なミュージカル映画です。


スティーヴィ・ワンダー、アッシャー、ポール・マッカートニー、クリスブラウン、マイケル・ジャクソンなどのヒット曲が沢山盛り込まれていて、それを歌う出演者の歌唱力が素晴らしい!

老若男女楽しめる娯楽映画ですので、どうぞ観てみてくださいねヽ(^。^)ノアップ