チロル地方に伝わる「月の星座」からみたハーブの収穫時期をご紹介します。(参考文献:「月の癒し」)
治癒力や保存状態にかなり影響が出るようなので、これからハーブを収穫する方は是非お試しください。
基本のお話
ハーブは天気の良い、乾燥した日に収穫するのが適しています。
採集日
「月の星座」の双子座・天秤座・水瓶座の日ですが、空が曇っていたり、寒い日はよくないです。
採集期
満月や蠍座の夜は、あらゆる薬草にとって理想的な採集期です。
満月の夜は植物全体が活気を帯びるので、この時に摘んだ薬草は治癒力が高いといわれます。
植物は全体で初めて効力を発揮するということもポイントです。
マクロビではこれを一物全体(イチブツゼンタイ)と言い、果実・根・葉・花のすべてをそのままそっくり使いましょうと言っています。
ここからはパーツのお話です。
どこかのパーツだけを特に取り出したいときは以下の採集期がおススメです。
根っこの採集
季節
早春や秋に治癒力は根に下がるのでその時期の採集はよい。
時間帯
夜間・夕刻・早朝のいずれか。
採集期
・治りにくい病気に使うときは満月、欠けていく月、新月の時に採集。(新月の日は植物の力が根に下がるので特にオススメ)
・根の日である牡牛座・乙女座・山羊座の日もよい。
注意
根は日光にさらしてはいけない。
葉っぱの採集
季節
いつでもよい。
時間帯
露が乾いた後の昼少し前。
太陽は出ていなくてもよいが朝露が蒸発した後。
採集期
新月と満月の間の葉の日(蟹座・蠍座・魚座)
蠍座の日に集められた薬草には特別な治癒力が宿るだけでなく、乾燥・保存・貯蔵に最適。
蟹座・魚座の日に集めた葉は(保存に向かないので)なるべく早く使う。
注意
若い時に採集。
若い植物からの作用物質の抽出は比較的簡単だが、年を取ってくると全く取り出せないことも珍しくない。
花の採集
季節
春
時間帯
真昼の花が満開の時間。
花がしおれる直前は治癒力が下がるため、咲き終わりの花は向かない。
採集期
満ちていく月か満月の日。出来れば花の日(双子座・天秤座・水瓶座)
星座に関係なく満月の日の昼間はよい。
注意
気温が高く、太陽が出ている時が条件。
種と果実の採集
季節
夏か秋。
時間帯
どの時刻でも可。
採集期
果実の日(牡牛座・獅子座・射手座)の日は長持ちする。
空気が乾燥していること。
注意
青いものや熟し過ぎのものはやめる。
満ちていく月に採集した果実や種子はすぐ使う。(水分を吸って乾燥しにくいため)
貯蔵について
すぐに使う必要のない薬草は満月の直前か満月、もしくは欠けていく月の時に摘んで貯蔵するとよい。
欠けていく月のときには治癒力が少し下がるが、満月の日のようにカビが生えたり腐ったりしにくい。
インドでは家族の健康をお祈りして生のホーリーバジルを毎日5枚摘んで食べるそうです
どちらを採用するかは皆さん次第なので、是非ご参考になさってくださいね