明日から一週間ほど北海道に修行に行ってきます。


北海道には私のグル(師)がいらっしゃいます。
グルの塚本先生はクリヤーヨガの伝承者です。


クリヤヨガとはキリストのような聖者、不死身の聖者、マハアバター・ババジから伝承されるヨガの技法です。
マハアバター・ババジは数世紀にわたりヒマラヤに暮らし、アセンテッド・マスターとして人類の霊的成長を助けてくださり、霊的教師たちを導いて下さっている尊い聖者です。
ババジは既にアセンションを済ませていますので、自己を物質化したり非物質化したり自由自在です。


ババジについて詳しく知りたい方は、V.T.ニーラカンタン(ニーラカンタン…クリシュナムルティの助言者であり神智学協会の会長だったアニー・ベサントの門下生ジャーナリスト)に自分の言葉を書き取らせた本が出版れていますので、そちらをお読みください。
(「ババジの声と明かされた神秘」「すべての病を癒すババジのマスターキー」「死の終焉」)


また、私の座右の書的な「あるヨギの自叙伝」にもババジについて詳しく記載されています。
「あるヨギの自叙伝」著者のパラマハンサ・ヨガナンダは偉大なクリヤヨガ伝承者です。


パラマハンサ・ヨガナンダのグル(師)のグルであるラヒリ・マハヤサハは1860年ごろババジよりクリヤ・ヨガのイニシエーションを受けました。
更に30年後に、ラヒリ・マハヤサは自らの弟子であるスリ・ユクテスワにクリヤヨガのイニシエーションを行い、それをまた弟子のヨガナンダに伝授しています。


ヨガナンダはグル(師)のもとで10年ほど修行した時にババジが突然目の前に現れ、クリヤーの科学を西洋に伝える使命を申し受けます。
その後、渡米したヨガンダはSRFを立ち上げ、サマディに入るその瞬間まで聖なる使命を行い続けました。


クリヤ・ヨガを世界的に広めることに貢献したヨガナンダですが、彼の遺体は常温で21日間腐らなかったことで有名です。
彼の業績をたたえ、インド政府は彼のマハ・サマディ25周年記念切手を発行したなんていう出来事もありました。


海外にヨガを広めた業績と言う点ではヨガンダですが、彼のグルであるスリ・ユクテスワやそのまたグル(師)であるラヒリ・マハヤサも驚くべき聖人たちです。そのうち、その点についても書きたいと思います。


とまぁ、このようにして伝承されているクリヤヨガですが、実際どういうものかというと
古典的なヨーガ(パタンジャリのヨーガ・スートラに見られるもの)と
タントラ(物質的なものを霊的なものにつなげる方法、教え)が統合されたものです。


クリヤ・ヨガはババジから伝授を受けたラヒリ・マハヤサ(ヨガンンダの師の師)によって近代インドに広められました。


クリは「行う・作用する・反応する」という意味で因果の法則「カルマ」と同じ語源とされます。


従ってクリヤ・ヨガは「特定の行法による神との合一」という意味になります。


*カパラバディやバスタリカなどの呼吸法もクリヤといいますが、それは浄化法という意味です。


クリヤ・ヨガの詳細は歪んで伝わらない為に伝授を受けたもののみに秘伝で伝えられ、外部に漏らさないという誓約書も書きます。


「クリヤのかぎは、それを受ける資格のある弟子にのみ与えなさい」「神の探求のためにあらゆる犠牲をいとわぬことを誓うものだけが、この瞑想の科学によって人生究極の謎を解くことが出来るのだ」とババジは言っています。

これを聞いて辛くなってしまったり、私は無理だと思う人がいたとしても、それは魂の学びのプロセスにおいてまだ、現世でやるべきことがあるだけです。

人はこの世での使命を果たして、輪廻転生の輪から外れて光に戻ります。準備が出来た人が自然に解脱の道に向かうのです。


ババジは最初クリヤの伝授の権限をラヒリ・マハヤサのみに与えましたが、ラヒリ・マハヤサの願い出により、弟子数名に同様の資格が与えられました。「正当な資格をもつクリヤの指導者から伝授を受けたクリヤ・ヨギはそれを忠実に実行する限り、来世に至るまでその霊的進歩を保障する」そうです。(あるヨギの自叙伝p323)


ご興味のある方はSRFを訪ねてみると良いでしょう。
http://www.srf-tokyo.org/srf.php


SRFはパラマハンサ・ヨガナンダが設立した正当なクリヤ・ヨガの伝承施設です。
クリヤヨガを教えているところで高額を請求するところはあるけれど、SRFは数千円の寄付金のみです。
正式なところから伝授を受ける必要をヨガナンダは唱えていますしね。


因みに私が通うのはSRF北海道支部です。


と、いうことで明日から1週間座ってきます♪


今日も最後まで読んでくださってありがとうございましたヽ(^。^)ノ