最近「大聖堂」というドラマにハマっています。
日本のドラマは観ませんが(そもそもテレビを観ないので)
海外の歴史的背景が観えるようなお話はとても好きです
BSで放送していたものを何気なく見始めたのですが、これが面白い。
話がどんどん展開していくので目が離せません。
ただの、歴史編纂ものとは違いストーリー性があり、弾きこまれてしまいました。
物語はイギリス。
ヘンリー1世の世継ぎが海難事故で死んでしまい、
更にヘンリー1世も(毒殺?食あたり?)死んでしまい、
ヘンリー1世の甥と娘が王位をめぐって戦争をしている
という背景のもとに話が始まります。
そんな時代の物語の中心となる舞台はキングズブリッジ。
そこに大聖堂を建てようとする人を中心として
政治権力をめぐる争い、複雑にからまる男女のロマンス、そして激しい合戦シーンなどが織り交ざっていくのですが
この話、どこに向かっていくのか全く見当がつきません
この時代はまだ混とんとしているから、(今の時代とは違った意味で)
人が死ぬのは日常茶飯事だし、国も不安定なので
王様が変われば、政策や法律も一気に様変わりします
しかも王様の鶴の一声で全てが決まるって凄いことですよね。
戦争で王様が変わるたびに風見鶏のように右へ左へご機嫌を伺わないといけない下々のモノは本当に大変です。
話の中には色んな悪役が登場しますが、
とにかく悪役が悪い悪い
天罰を恐れながら悪事を行い続ける様が妙に人間臭くて
腹が立つやら、立ち回り方の上手さに感心してしまうやら。
そんな悪役の嫌がらせにもめげずに、
主人公たちは数々の苦難を乗り越えていく姿が描かれています。
バカスカ人が死んでいくので次に何が起こるか想像できません。
現に主役だと思っていた人が死んだりするから、主役がだれかすら分からなくなる惑わせぶり
あまりに面白いのでネットで検索してみました。
原作:ケン・フォレット
『大聖堂』(矢野浩三郎訳/ソフトバンク文庫)
日本語翻訳版で上・中・下の3分冊、合計頁数がおよそ1800頁という大長編。
2年前にこの小説がドラマ化されるということで大きな話題となっていたくらいの大ヒット小説だそうです。
読んでみようと思います。
製作総指揮:リドリー・スコット
言わずと知れた「ブレードランナー」「エイリアン」の監督です。
そうだったんですね。全然知らずに観てました。
さすがいい仕事してます。(←偉そう)
で、この「大聖堂」ですが『大聖堂―果てしなき世界』という続編があるそうで、
既に続編ドラマも製作が決定しているそうです。
続編は150年後のキングズブリッジの話で主な登場人物のジャックとアリエナの子孫達の話のようです。
また、色んな困難に立ち向かっていくんだろうなぁ。
…と、いうことで「ダークエイジ・ロマン大聖堂」
機会があったら観てみて下さいね。