これほど流麗な作品をどのように生み出すのか訊ねられ、彫刻家のミケランジェロは答えた。

「簡単なことですよ。大理石の塊を見れば、その中に作品が見えてきます。私は余分な石を削り取っていくだけですよ。」

我々は皆、なんらかの芸術作品を創るよう運命づけられている。
その作品とは我々の人生の中心点であり、幸福な生活を送るためにもこの上なく重要なもの。
どれほど自分をごまかそうとしても、自分自身が一番わかっているはず。
大抵の場合、長年に及ぶ不安感や罪悪感、優柔不断な気持ちによって心の奥底にしまい込んでしまう。

だが、余分なものを削ぎ落とそうと決め、自分の能力を疑いさえしなければ、誰にでも与えられた任務を成し遂げることができる。

誇りを持って生きる唯一の方法。



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