自己(アートマン)に関する知識

一切の方角に手足を持ち、一切の方角に目口頭を持ち、一切の方角に耳を持ち、世界において一切を覆って存在している。
それは一切の感官の属性を持つかの様で、一切の感官を離れ執着なく一切を支える。
それは万物の外にあり、かつ内にあり、不動であり、かつ動き、微細であるから理解されない。
それは遠くにあり、近くにある。
それは分割されず、しかも万物の中に分割されたように存在する。
それは万物を維持し、呑み込み、創造するものであると知られるべきである。
それは諸々の光明の内の光明であり、暗黒の彼方にある。
それは知識の対象であり、知識に到達さるべきものである。

それは全てのものの心に存在する。

(バガヴァット・ギーター)



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