矯正の例 10代女性 前歯の回転の例 | 横浜 なるべく抜きたくない矯正歯科 歯科医師日記

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なるべく歯を抜かない矯正治療を目指し、日々アレコレ考える横浜の歯科医師のブログです。

 横浜の歯科医師、長崎です。

 矯正の例、10代女性 前歯の回転の例です。








 2013/05/31から矯正を開始して、かなりキレイに歯が並んできました。

 ところが、左上2番(真ん中から数えて、左上の2番めの歯)だけが、変な感じに回転してうまく並んでくれません。

 そーゆう場合は、ブラケット(歯に接着したボタンのような道具。針金やゴムを引っ掛けるためのとっかかり)にゴムをかけ、歯を反対側に回転させるような力をかけます。

 歯と歯で、引っ張り合いをさせるわけです。

 この時気をつけなければならないのは、歯を引っ張るためにゴムをかけると、ゴムの反対側の歯も同じように力をうけます。

 目的の歯は動いてくれたけど、別の歯も動いてしまった…とならないようにしなければなりません。

 今回は、左上2番を回転させるために、右上321 左上1にひとつながりのゴムをかけました。

 つまり、4対1の綱引きをさせたのです。

 1の歯は大きく動き、4の歯は多少は動いているでしょうが、実際には目に見えないほどしか動いていません。

 写真を比較して頂ければ、わかると思います。

 歯を動かすには様々な方法がありますが、つきつめると「押す」「引く」この二つしかありません。その方法をアレコレ知恵を絞って考えるだけです。



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白楽駅前歯科・矯正歯科。

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