今日が初仕事のかたも多いかと思います。年末年始、帰省や旅行や飲酒等で、胃や身体に疲れがたまっているこの時期、注意が必要なのが、「帯状疱疹」です。
帯状疱疹とは、「水痘・帯状疱疹ウイルス」と呼ばれるウイルスの感染症です。「水痘」とは、“みずぼうそう”のことです。9割以上の成人が過去にかかっており、そのまま体内にウイルスを保有しています。このウイルスは、ふだんは免疫力によって活動がおさえられていますが、加齢や過労、ストレス等により免疫力が低下するとウイルスが再増殖し、神経に沿って皮膚に移動し、「帯状疱疹」を引き起こします。典型的にはわき腹や背中に帯状に（神経支配に沿って）発疹がでることからこう呼ばれていますが、まれに視力や聴力低下など神経関連の合併症が起こることがあるので、注意が必要です。
普段と違う、「ピリピリ」という痛みが皮膚に感じられたときは、皮膚をよく観察し、発疹があったらできるだけ早く受診してください。治療はウイルスの増殖を抑える薬の内服です。痛みが残る場合は、しばらく鎮痛剤の内服が必要になることがあります。
また、発症が増えてくる50歳以上の方には、発症を予防する「ワクチン」があり当院でもうけられますので、ご希望の方はお電話でご相談ください。
以上、帯状疱疹について、でした。私も何年か前に一度やりました。。
横浜戸塚駅前内科・院長・芝田