ブレーキペダルを踏んだらカチッと効くブレーキは気持ちが良いものです。
また、踏力に対してリニアに効いてくれれば更に安心感もあります。
ペダルがグニャグニャしているような車は1度しっかりメンテナンスすることも必要かもしれません。
ブレーキの問題点を探せば沢山ありますが幾つかをご紹介します。
まずはブレーキパットの残量確認、ブレーキローターの摩耗限度の確認などが第一ですね。
パッドが減ればブレーキペダルを踏んだ時にキーキー音が出るようになります。
ブレーキローターも減りすぎれば外周に耳と呼ばれる段差が出来てそれがブレーキパッドの裏板にあたりゴーゴー鳴きます。ウネリも出てきます。(レコードのようになります)
次にブレーキフルードのリザーブタンクを見て汚れ具合を確認してみてください。
茶色くなっているようでしたら交換が必要です。色つき(青など)もありますが通常は透明に近いです。
見た目ではわからないですが液体内にエアーの混入なども考えられます。
液体(フルード)にエアの混入が確認できるのはフルードが高温になった時に見えます。
また、空気が混入すれば油圧の伝達が正確に出来なくなりタッチも悪くなります。
残量は最低残量の目盛以下でなければ問題ないです。また、ブレーキフルードは足さないでくださいね。
フルードの残量でブレーキパッドの残量の目安になりますから。
パッドが減った分、ブレーキキャリパーのピストンが押し込まれその分フルードが一旦減りますが無くなったわけではありませんから。
新品のパッドを入れれば残量は元に戻ります。
ただ、漏れている場合は足さなくてはいけませんがすぐに修理工場に行かなければ大変な事故になります。最悪ブレーキが効かなくなります。
つぎにブレーキホースの確認です。亀裂などが激しかったりフルードが滲んでいたら交換が必要です。
社外品などでステンレスブレーキホースなどもありますが普通の車では必要ありません。
ステンレスと言ってもゴムホースにステンレスを巻いているだけでゴムホースと大きく変わる感じはしませんね。
耐久性は高いかもしれません。
それとステンレスタイプにする理由はゴムホースの膨張を少しでも止めたいからです。
ブレーキペダルを踏むと油圧が掛りブレーキキャリパーのピストンを押し込むのですが途中のゴムホースは少しながら膨らみます。
これによりペダルフィールが悪くなり正確な踏力を掛けられない為だと言われていますがどうでしょうかね?w
次に点検したいのはブレーキキャリパーに装着されているピストンのシールですね。
これは劣化するとブレーキコントロールが著しく悪くなったり、フルードがホイールなどに垂れていることあります。飛ばす方ならホイールを掃除する時に液体が掛ったような跡があると思います。
大体、オーバーホールキットが出ていますからそんなに高くはありません。
ブレーキマスターシリンダーも10万キロぐらい走れば交換しても良いように思います。
ペダルフィールが非常によくなります。
MT車の場合は一緒にクラッチのマスターシリンダーも確認が必要です。
画像はネットで拾ってきたものですが概ねこのようになると思います。