みなさん初めまして。
運営部の橋本です。
ヨコハマ学生演劇フェスも、今年でついに第3回目を迎えました。
実は私、昨年度までは演者で参加しておりまして、第1回目からずっと携わっている古参(ドヤ)なのです。
今まで出場していたからこそ、できる仕事、持てる視点、与えられる熱があるのではないかと信じて、毎日ぼんやり企画を練ったり、パソコンをカタカタやったりしています。
私は所属していた演劇サークルの中で芝居を創ることがほとんどだったので、フェスのように別の団体と魅せ合い競い合う場が大好きなのです。
同じ年代の芝居を観るのって、すごく特別なことだと思うから。
共感できることがたくさんあったり、逆に全く理解できないことが目の前で起こったり、それが羨ましく、恥ずかしく、妬ましく、誇らしく見える。
大人になって社会に出てしまえば、そこにはたくさんの年代があって、2,3個くらいしか変わらない人たちだけの集団なんてなかなか作れないのではないでしょうか。
「若者」と括ってもらえる内にしかできないことっていいですね。
同年代から刺激や傷を受けて、私たちがぶん投げた思想を演劇の先輩方が受け止めてくれる。
得るものがたくさんあるんです。毎年毎年。楽しくて。ほんとうに。
ただ、たった一つの後悔を挙げるとすれば、もっと他の団体と関われたらよかったなぁ、と。
一応競い合っているわけだから、近づきすぎるのもアレかな…、とか、話しかけたら迷惑かな…、なんて思ったり。
感染対策的にも閉会式まで他の団体とゆっくりお話しできる時間なんてないんですよね。
あの時思い切って話しかけていれば、あの時あなたの芝居が大好きです、と言えていれば、今もっと違う世界が見れていたのではないかと、結構本気で思ったりしてるのです。
そんな私もとに舞い降りてきたのが、このブログのお仕事でした。
ブログって、フェスに興味を持ってくださる方に劇場に足を運んでいただくきっかけにすることに加えて、出演者にとっては他団体のことを知る手段だとも思っています。
同年代の演劇人が、どんな想いで作品を紡ぐのか、何を叫びたくて舞台に立つのか。
多少なりともこのブログににじみ出るのではないでしょうか。
これが私がブログを頑張る理由。
ブログ読みましたー、あの稽古場写真いいですね、あの言い回しが好きです、とかとか。
団体間の会話のタネになれるかもしれない。
少しでも、若い演劇人たちの輪が、視野が、世界が、広がりますように。
そう願って、各団体のつぶやき、ぼやき、ささやきを、文字にしてお届けして参ります。
運営部の橋本でした。