アウティング初参加の感想 (12/04/21-22) | 横浜フロンティアのブログ

横浜フロンティアのブログ

横浜フロンティア・トーストマスターズクラブの会員によるブログ


ムッシュです。今年で第3回目のアウンティングに初参加しました。それも実行委員の1人として未経験ながら立候補しました。
きっかけは去年の Holly の“アウティングで恋愛相談を明け方まで話した”と言うブログです。恋愛相談ができるなんて、かなりの深い仲です。悩みが相談できる仲間が居るなんて幸せじゃないですか~。
私の頭は夜の恋愛相談で一杯です。今年はどんな話合いで盛り上がるのか?期待にワクワクでした。
土曜日は仕事でしたが、しっかり“研修旅行で休み”とカレンダーに書き込みます。

さて実行委員会の事から始めます。第1回実行委員会は2月中旬に行われましたが、私は都合が付かず不参加でした。しかし、去年のアウティングを経験した実行委員が集まり、熱い想いの中、今年のアウティングを成功させようと一致団結していたようでした。
メールで第1回の実行委員会の議事録が届きました。コンセプトは“即興力を磨こう”と書いてありました。ここからすれ違いの日々が始まりました。
初参加の私がアウティングに求めたもの。それは会員間の深い繋がりです。
学びに関して特に重要視していなかった。むしろがっちり勉強します!と宣言すると、敷居が高くなって、気軽な気持ちで参加を考えていた人が負担に感じ参加者が減ってしまうのではないか心配をしてしまいました。
この事がこんなにも実行委員内に亀裂を作るとはその時は知る由も無し。

第2回実行委員会は、3月頭に行われ、1回目に参加してない自分は控えめにしなければと思いつつも、“コンセプトが即興力を磨こうと言うのは違う気がする”との発言に紛糾。
それだけで2時間くらいの時間が過ぎ、控えめと曖昧さがごっちゃになり、“絶対ダメと言う訳では無いけど、違う気がする。”と言う私の発言に実行委員の1人が切れて、“これだけ会議をぐだぐだにして、はっきり説明してくれないと納得いかない”と言う事になりました。
今さらながらコミュニケーションの難しさを痛感。波乱の幕開けとなりました。
このアウティングをめちゃめちゃにするスパイのような言われよう。なんなんだこれは。会議で自由な意見を言っちゃいけないのか?なら実行委員をやめてしまおうとさえ思いました。だけど、会議でも3対1。俺が悪者。と言う事はやっぱり自分に何か原因があるんだろうなと、悩みました(マジで)。

次の例会での準備スピーチでは私に切れた委員がアウティング実行委員会の事をスピーチをしました。
そこまでやるか!とも思いましたが、その方が、ここまで真剣に悩んでいたのか?とびっくりしました。てっきり俺の事をバカにしてたのかと思ってましたから。
100回記念例会実行委員長からの引き続きのアウティング実行委員だったので、手を抜いて参加するつもりでしたが、自分のできる事を全力で行おうと誓いました。

ワークショップもできればやりたく無かったが、ここまできたらやるしかないと思い、テーブルトピックスコンテストについてのワークショップを受ける事にしました。
引き受けてから、実行委員会の議事録を再度見直すと、コンテストの説明だけかと思っていたら、審査基準や英語と日本語の違い、コンテストで入賞するコツみたいなのを担当する箇所になっていて、びっくりしました。即興のコツがあれば俺が知りたい方だ。それを俺が皆さんに説明するなんて!
ちゃんと議事録を読んでいない自分のせいですね。ほとほと弱りました。その時からパソコンで即興力と言う単語で検索したり、即興力に関する本を2冊買って読破したり(結局即興劇インプロの内容だったので、あまり意味なかった)しているうちに有る物を見つけました。Aさんのブログやワークショップ資料が掲載されてました。それも一般公開で。
しかしそれでも足りない部分が合ったので、100回記念例会でメールのやりとりをした事がある程度の関係でしたが、思い切ってAさんにコンテストについての資料をお持ちでないか、相談メールを出しました。
 
即レスですよ!ものの1時間も経たないうちに返信がきてそれも未公開の貴重なWS資料を惜しみなく頂きました。これだけでも1時間以上のワークショップができてしまうほどの価値がありましたが、私の受け持ちは20分。
トーストマスターズにはテーブルトピックスに関してもこんなにも資料があったのかと、目から鱗でした。
私はこの、“自分の持っている情報をメンバーのためなら惜しみなく提供する”トーストマスターズの精神に感動しました。
そして、後日ですがAさんにお礼の言葉とともに、“私もAさんのように、人の役に立てる人間になれるよう頑張ります”とコメントした所、“M並さんはすでにクラブでワークショップを行ってみんなの役に立っているじゃないですか”との返答。涙がでますよね。
(自己満足は置いておいて)

これだけあれば充分な資料ができますよね。O野さん、T山さんにもご協力頂き、良いワークショップ資料ができました。(頂いた資料のほんの触りしか紹介できなくて、本当もったいないのですが)
後から聞いた話ですが、もともとコンテストのワークショップはK村さんが担当しようと思っていたそうです。それを自分が奪った結果になってしまったので、さらに敷居が上がりました。
“私がやった方が良かった”なんて言われたくない。寝てる場合じゃないなと。パワーポイントの背景やアニメーションにもこだわりました。
前日、前々日と2時間睡眠で頑張りました。(こういう週に限って仕事が忙しい)

アウティング当日、眠いながら、期待と不安でドキドキの中、宿に到着。設営の準備に当たります。会議室も広く、ここをオールナイトで貸し切れるなんて、素晴らしい会場を見つけてくれたと感じました。

午後1時からさっそく例会プログラムの開始です。最初のワークショップは私が担当です。シナリオは書いてきましたが、ほとんど練習できず、メモを見ながらの説明。
余り上手くできませんでしたが、皆さんに頂いた資料のお陰で、会場のメンバーからは良かったとのコメント。嬉しかったですね。
そして、お次は恐怖の1000本ノック。だけど、会場そのものが応援しあう雰囲気になってました。テーブルトピックススピーチ、これまた上手く話せませんでしたけど、コメントシートを初めて頂いて、褒めてくれてたり、応援してくれてたり、すごく嬉しかった。結局テーブルトピックススピーチが回ってきたのは1回だけで、後半は他の人のテーブルトピックススピーチについての論評スピーチを行いました。
みなさんのスピーチを聴いて、なるほどと思う事もあったり、みんな一生懸命だなと共感したり、もっとテーブルトピックスピーチを練習したいと言う気持ちに初めてなりました。自分でもびっくりです。
このあと、T山さんの“夢とイメージ“という緊張を癒してくれるようなワークショップがまた心地良く、半日の例会でしたが、とても短く感じました。

夜の余興や語り合いも、盛り上がり、気が付けばAM4時。楽しい時間は過ぎるのが早い。(長くなるので話たいのですが、省略)

2日目の朝のO野さんのワークショップは、すごかった。プロのセミナー以上です。
能力もそうですが、朝8時に会議室で一人で準備をしている姿を見て、この人の陰の努力は半端じゃないなと、取り組む姿勢にまた感動を頂きました。
O倉さんもワークショップを上手くまとめていて、努力した事が伺えました。

アウティングに参加して初めて、アウティングでの学びの深さを知りました。それと同時に実行委員がこのアウティングに求めていたもの、自分の偏見が分かり、申し訳ない気持ちになりました。
まだ一度もアウティングに参加した事がない皆様、もちろん都合が付かなく仕方なく不参加の方もいらっしゃると思います。でも、ちょっと無理すれば参加できるとしたら、一度経験してみて下さい。
自分の想像で価値を決めてしまってはもったいない事があります。
O野さんがアウティングを『トーストマスターズの原点だ』と言う意味が少しわかった気がします。本当の仲間関係や、新たな挑戦の場。深いコミュニケーション。普段例会だけでは得難い学びがここにはありました。充実した経験をありがとうございます。
 
そして急遽実行委員長を引き受けて下さったK村さん、ただ時間ばかり過ぎていくなか、問題意識を提起して自分には時間があるからと、膨大な時間を費やして、議事録をまとめて下さったり、委員会を引っ張っていって下さってありがとうございました。私にはK村さんが1日のほとんどをアウティングに費やしていた事は分かりました。
K村さんの功績なくして、今回の成功は無かったと思います。この素晴らしい学びの機会であるアウティングがこれからも進歩を続け、引き継がれていく事を熱く願います。

ムッシュ