第85回日本語例会レポート | 横浜フロンティアのブログ

横浜フロンティアのブログ

横浜フロンティア・トーストマスターズクラブの会員によるブログ

『第85回日本語例会レポート/テーマ設定について』


今回が初TMOE(総合司会)でした、Y崎です。
ドキドキした例会の熱が落ちついたところで、皆さんの意見をお聞きしたいことがあります。

TMOEをやるにあたって、「何か自分の色を出したい!」と、『季節を感じる例会』をテーマに設定いたしました。例えば鈴虫を会場内に持ち込んで夏の涼を感じてもらうとか、白浴衣を羽織って怪談話を競い合う怪談例会にしようとか。
数々のアイデアが浮かびつつも同時に大きな疑問が浮上します。

それは、『例会参加者をどこまでテーマ設定に巻き込んでよいのか』。
もっとも危惧したのは、スピーチの内容の邪魔になることや、制限をしてしまうこと。
スピーチの内容をこちらで設定するにはあらかじめのアナウンスが必要であり、賛同していただく準備が必要になるということで、今回はスピーチ内容までテーマ設定を持ち込まないことにしました。
そこで、テーマを発信できる時間は、TMOEのしゃべる時間か誰もしゃべらない休憩時間やコメントシートへの記入時間。さらに『今夜の言葉』と『テーブルとピック(以下T,T) 』はまさにそれ自体にテーマ性を含むものなので、季節感のあるものに揃えられたら例会のテーマがより鮮明になると思ったのですが・・・ここで新たな危惧が生まれます。
例会をコントロールするのが役割とはいえ、個々のアイディアが重なり合って例会が作られていくのに、そこまで口出ししたら例会の魅力が半減してしまうのではないかと。
そもそも、TMOEはみんなが活きいきと話しやすいようにコントロールするのであって、自分のカラーを出さずとも良いのではないかと・・・。

結局私のとった折衷案は、役割の方々に直接お願いするのではなく、「季節を感じる例会にしたい」とメーリングリストでぼそっとつぶやくこと。今回はそれにT,Tマスターが反応してくださる形でT,Tの内容になりました。今夜の言葉も、急な変更があったため逆にテーマがあった方が決めやすいだろうと思って伝えましたが、前任者への直接のお願いはしないままでした。

いざ、本番では今夜の言葉は清々しさを感じる風流な言葉。T,Tは夏をテーマに様々な皆さんの話を引き出してくださいました。
見事に例会の前半で季節を感じることができたため、テーマを聴衆に印象づけることができたと思っています。更には総合論評では「例会のテーマ設定は参加者の記憶に残りやすいから良いと思う」との評価をいただきました。

今回のTMOEを振り返ってみて、例会のテーマ設定を行う際は『今夜の言葉』と『T,T』にも影響を及ぼしてよかったのでしょうか。
皆さんはTMOEのテーマ設定に関して、参加者のどの領域までテーマに沿って話すのが適当だお考えでしょうか?

レポートなのに逆に質問してしまいますが、ブログ形式だからこそやってみました。
実際にやってみると学びが多いですね。チャレンジする楽しさを味わうことができました!

Y崎