2022年12月に「横浜市港北区」から、「横浜市金沢区」金沢八景へ、移転しました。

 

海があって、山がある自然豊かな環境で、とても光栄に感じます。

 

これまでの間、金沢区で2クラス、鶴見区で2クラス開講しました。

 

その中で、質問を受けるのは、楊式太極拳のスタイルで、スローモーションなほどに歩法を好む日本国内組織は普及にこだわり、その他の歩法を、あまり良く思わない傾向がある印象があります。

 

そして太極拳指導者の勉強不足が、学ぶ者の感覚を混迷させてしまっていることを、よく感じます。

 

実はそれは、私が全日本太極拳協会所属時代に知りましたが楊家太極拳宗家から、第三代で中華民国時代の南京中央国術館の武当門長「楊澄甫」

 

 

から学んだ、上海の「傅鐘文」に関係しています。

 

 

弟子の「邵善康」

 

 

 

邵善康の娘 「邵英珠」

 

日本では、1986年に日本武術太極拳連盟が発足し、1987年に横浜で「第1回アジア選手権大会」が開催されました。

 

その後に、1990年に北京アジア大会が決定し、アジア各国で熾烈な競争が見られました。

 

 

1988年で浙江省国際武術選手権大会で邵英珠が中国代表で出場し、多くがそのスタイルに影響を受けて、当時の選手やコーチがブランド化して、日本国内の普及太極拳の標準モデル、規範としてお父さんの邵善康も来日し、指導を行いました。

 

1989年で福建省のベテラン指導者の曽乃梁に学んだ「高佳敏」に抜かれ、1990年北京アジア大会で、1位は雲南省「蘇自芳」2位が「高佳敏」になり、その次世代は高佳敏の時代が続きました。

 

 

 

 

 

1989年は次世代の女子太極拳の代表選出の大会で、レベルが高かったです。

 

個人的には、広西省自治区の周樹生にまなんだ梁小葵が良かったと感じました。

 

 

 

福建省 陳思担 国際武術連合会 太極拳教材 8式太極拳

 

これは、とても良い練習法で、1998年から指導でこの練習法を取りれて行って来ました。

 

 

 

日本の組織は、内向きの姿勢が目立ち、多くが「入門、初級、24式」ばかりに集中し、本来の太極拳文化や、専門性を知らずに、中国大陸の優れた運動であり、2020年12月には「日本の匠の技」「フィンランドのサウナ」そして「太極拳」が、

 

「ユネスコ:UNESCO 国連認定科学文化教育機構」に非物質世界遺産に登録されました。

 

 

太極拳譜に武式太極拳創始の武禹襄の「十三勢行功心解」の著述した文章の中に有名な「邁歩如猫行」があり、日本国内の太極拳普及では、ここにクローズアップする傾向を感じます。

 

 

 

私自身は、その前にある「先在心、後在身」など、素晴らしいと思います。

 

時折、思うのは 太極拳を自身で練ることは、自分の心身の健康な体づくりであり、

 

「心、意識、身体との統一」こそ、が有益であり、

 

「太極拳文化」の原則は、忠実であるべきですが、人から、外型のことばかりを「どうこう、しなさい」と強要をされるようなことは「太極拳文化の自然」に対して不自然なものになってしまいます。

 

 

 

 

 

これからの未来にはおおらかな太極拳文化の発展を願います。