ようやく、10月から、少しずつ緩和が始まり、長かった「2年6か月」のコロナ問題の収束に出口が見えて来ました。

 

この長い期間でしたが、無事に健康元気で「呼吸運動、全身運動、意識運動」の自然免疫の向上と継続の成果で、ある意味での真価を私自身も挑む毎日でした。

 

これからはおかげ様で、ようやく舵がとれそうです。

 

新しい資本主義は「ステークホルダー資本主義」という呼称でも使われています。

 

私自身の13歳から中国武術、太極拳修養を、ずっと続けて来て、ここからは「利己主義的だった”古い資本主義”」感覚は私達の中から全部廃止して、将来性の高い、安全で行ないやすい健身気功項目に力を入れていきます。

 

この2年6ヶ月の期間、私も随分と心労を受けました。

 

その中で気付いたことですが私がこれまでに純潔日本人で継承してきた「伝統華陀五禽戯」は国家級非物質文化遺産であり、「龍身蛇形太極拳」は上海市非物質文化遺産の素晴らしい項目です。

 

これまでの日本の活動で、中国武術系、太極拳項目は、どちらかといえば関心は「有形資産的太極拳、武術項目」そんな印象を受けました。

 

今、こうして新しい時代が日本で始まることを受けて、先行していくことが重要に感じます。もう10月からの活動計画はまとまり、来年の春の様子次第で、柔軟に計画を立てていきます。歴史ある「無形資産的活動」の強みは、未来が味方になっていてくれることを信じていられるからです。

 

11月の全日本太極拳・健身気功練功大会への新しい展開に準備をしているところで、「健身気功 五禽戯」の動作名称と短い解説をつけて、WEBを見ながらでのレッスンを進めやすくしました。

 

 

2010年香港国際武術大会、国際健身気功展示会で行った私の「健身気功 五禽戯」当時は、全く五禽戯に関心をもたれる方はいませんでした。

 

五禽戯の縁は不思議なことで、本当の私達自身の過ごしていく、これからの日本社会に有益な成果をもたらせてくれる確信があります。

 

 

 

健身気功 五禽戯 動作名称

 

2012上海国際武術博覧会 健身気功大会

 

「形」「神」「意」「気」4つの概念の感覚を身に着け心身の活性化を図る。


「形(練功時の姿勢)、神(心の雰囲気、精神)」
「意(意念、意境)、気(呼吸:呼気、吸気、気分)」

手型:虎爪、鹿角、熊掌、猿勾、握固、鳥翅

歩型:虚歩(虎戯)弓歩(鹿戯)丁歩(猿戯)提膝(鳥戯)平衡(鳥戯)

 

 

 


「予備式:yubeishi」 起勢調息:qishi tiaoxi
呼吸法:吐故納新の術、古い気を出し、新しい気を体内に入れる。
 
「虎戯:huxi」 
 1、虎挙:hu ju:虎爪を上方へ上げて伸びの動作を行う。
 2、虎撲:hu pu:虎が獲物に襲いかかる様相。脊髄を刺激する。  

「鹿戯:luxi」 
 3、鹿抵:lu di:腰の側面を伸ばしてひねる、鹿の振り向いたイメージ。 
 4、鹿奔:lu ben:鹿が奔走し、他の鹿と戯れる仕草。全身に気血を導く。

「熊戯:xionxi」 
 5、熊運:xion yun:腹部と腰を揺り動かし消火器系の臓器をマッサージする。 
 6、熊晃:xion huang:左右、前後に大きく振り動かし肝臓、脾臓を刺激する。
 
「猿戯:yuanxi」 
 7、猿提:yuan ti:猿勾の動作で反射と反応を高め、心臓附近の按摩効果がある。 
 8、猿摘:yuan zhai:両目、首をよく動かし脳内の血液循環を向上させる。  

「鳥戯:niaoxi」 
 9、鳥伸:niao shen:上下に肺をよく動かし新陳代謝を高める。 
10、鳥飛:niao fei:両腕の上下運動で呼吸を合わせて肺活量を増大させる。
 
「収勢:shouxi」 
引気帰元:yinqi guiyuan:気を引いて元の意識に帰る、気息が調和して快適感が得られる。