4月も始まり、季節は二十四節気では「清明」を迎えました。春爛漫の時候、陽射しは日に日に力強くなっていきます。
より毎日を充実させて、これからの時候は元気を出して、意識的に自発的に自然の気:浩然之気を得て「原気:元気:元々の気」を大事にして過ごしていきましょう。
映画「少林寺」の紹介をしばらく行って来ましたが、公開は4/15(金)です。
また近くなりましたら、ご紹介と宣伝をしていきます(笑)
今回も、一つのきっかけで正しい中国武術運動が広まり、また新しい感覚で次世代へと引き継ぎたいと考えています。
中国武術・功夫:カンフー運動の特徴は「健身、修身、防身」といいます。
技能や方法論で内容的に「攻防技術」「套路」「功法」の三位一体です。
伝統伎芸で有名なものは「少林寺」「武当山」「峨眉山」が有名で、中国全土の「仏教寺院」や「道教寺院」あるいは「イスラム寺院」のあるところには、大体伝統中国武術が盛んです。これらは各信仰や思想哲学「老子」「莊子」「淮南子」などにも2000年以上、古くから影響を受けているからです。
2001年に創設した日本初の「中国研究院 横浜武術院は」伝統文化教養として、演武形式の競技技能だけでなく、全面・包括的な武術活動を重視して普及指導を行っています。
※現在は北京には中国武術協会本部はありますが、国家体育総局「中国武術研究院」の事業は「上海体育学院」にある「中国武術博物館」に引き継がれて、交流も2002年から上海で再開し今年で満20年でした。中国武術研究院では、中国武術の映画研究もしていて、今は私の古巣の学んだ「上海体育学院武術学院」では文化教養と技能、アクション指導、カメラワーク研究の指導しているチームがあります。上海にはジャッキー・チェンがスタジオを持っていて、映画のエキストラなど、よくオーディションが行われています。提携する復旦大学武術隊の選手が、2014年の時はエキストラで出演していました。
この上の3つ、下の3つが、どれが欠けても文化的な理解面では空想などが起こり偏った結果(偏差)になると、これまでの40年の実際の経験で感じています。
※この「40年という時間」は、ここ数年振り返るに「文也体:文は体なり、武也用:武は用なり」という格言が教えてくれました。
これは、やはり私自身が50代になって実感したことですが、修練者の実情は、厳しい言葉になりますが、
「文也体:文は体なり:因果応報で、その文化理解の結果が、その心身を作る」
「武は用なり:縁起で、武芸として技能を持ち得られることが無ければ、用のない技法になってしまう」
これらで何が出来るかということは、「悪い気を、全部出して 良い気をいっぱい取り入れる」です。
歴史的な古えの表現ですが、文化教養が、とても重要な世界です。
これは長き中国の歴史文化で究極の「デトックス:毒素輩出の体育運動」の方法と理論の理解と実現が可能です。
現代日本社会は、戦後77年間で、経済資本主義を勧め過ぎたことで、今よく医師の著した「健康法」の書籍が多くありますが「間違いだらけの健康意識」の改善を書いてあるものが多いことが特徴です。
「新時代型中国武術(太極拳、五禽戯、健身気功を含む)活動」は、そのこともあります。
これから日本国内の社会環境では仕事の質や内容、生活感覚でも、国際グローバル化から、デジタル・トランスフォーメーションを用いたローカル化が更に本格的に進むと予測しています。
ひとつチャンスがあることは、この私の培って来た「40年の修養」で「中国武術項目全体」「UNESCO:陳家溝伝統太極拳」「上海市非物質文化遺産 龍身蛇形太極拳」「国家級非物質文化遺産 伝統気功 華陀五禽戯」「健身気功:八段錦、馬王堆導引術」の数々は、これから海外へ出ることが難しくなっても、既に体得し終えて認証も受けられたことです。
日本国内では「一般社団法人 全日本太極拳連合会」公認、七段位」を取得して技術顧問を担当しています。
国際交流やグローバル・ビジネスよりも、デジタル・トランスフォーメーションを用いたローカル化は、以前から準備を進めていたものをアレンジして、新しい展開にしたいと思います。
このアフターコロナ時代がおそらくこの4月から徐々に始まり、次世代の皆さんに広めて、また数年後に落ち着いたら、また海外交流など紹介したいと思います。
本当に正しく「心身の活気」が向上し、健全元気になるための「気:生体エネルギー」という概念を理解するのに今はとても良い機会です。
「元気は”気”から」必ず、これらをしっかりと確実に実感できることが大切です。
コロナ禍も重なり、現代社会の日本人の多くは「思考力」として落ち着いて冷静に「良くする為に考える」のが、時間的にも経済的にも余裕がなくなり苦手になっているようです。
正しい武術拳種、気功、太極拳を行えば今の時候はすべてこの元気の力が実感できます。
「攻防技術」は技法を通じて、心身のすべての自衛に役立ち、「套路」は完成されている優れた運動プログラムです。
「功法」は精神つまりは脳感覚を良好にさせ、全身の反射・反応を活性化し、全身の細胞レベルでの新陳代謝の活性化を継続できます。
春爛漫の季節、今これからの大自然の生命力は動植物、全てが力強くなります。
人間も、これは自分自身の生命力も同様になり再生されていきます。
取り入れるところは「天地人」の「三才の気」といいます。
つまりは「天気自然の温かみ、地面からの上昇の気感、人の有する気感」
人の持つ「気持ち、気分」という「気」から始まっています。
肺の意識呼吸で、新しく良い”気”を得て、古く悪くなった”気”を排出する、運動効果で古くなった水分・汗を出す、これも大事です。