何福生先生は、(1910年-1998年)河南省、南陽出身の回族で有名な伝統中国武術家です。
雲南省武術協会、武術隊で指導されていました。
1916年から祖父の何玉山先生から査拳を学び、後に1928年から中華民国時代に南京中央国術館にて、王子平先生に学び、馬英図先生から八極拳、姜容樵先生、朱国福先生から形意拳、摔跤を学び1931年に国術館を卒業して、そのまま教官になりました。
海外公演で世界中を周り、演武や指導をされていました。
私は日本での蔵前国技館で演武をテレビで見て、素晴らしいと感じていました。
1984年の1月に来日され、日本武道館で、その技を直接拝見することができました。
縁があったのは私が所属していた「全日本太極拳協会」が1986年に3ヶ月間招聘し、徐淑貞先生と共に指導で来日され、有り難く、査拳、八極拳、形意拳の指導を私は日本武道館の道場で受けることができました。
当時で、76歳でしたが目つきも鋭く、技には威厳が感じられ元気いっぱいでした。
今は、もう他界されてしまいましたが、学んだ技能は、今でも私の中で生き続けています。
現在の横浜武術院で、私が査拳の単練、対練を指導していますが、感銘深く、練拳でも素晴らしいな、と実感します。
長く続けられる、喜びや元気でずっといられる、という学びがあって、本当に良かったと思います。
何福生先生からは、住んでいたマンションで料理もごちそうになり、何故かスパゲッティの麺で作った辛い味のラーメンでしたが美味しかったです。
何先生、感謝しております。ありがとうございました。
技は、今でも私の中で生きています。
これからも横浜で元気に頑張りたいと思います。