10月に入り、ちょうど1週間が経ちました。今年2020年は、世界的にとても印象に残る年になることと思います。
ちょうど昨日が半年前の4月7日に「緊急事態宣言」が発出されました、この半年は、各々でいろいろと想い、考える時間があったと感じています。
私にとってはこういう時こそが、自分の本領発揮で生きた6か月間でした。自分の武術人生37年間では、一途に修練と修養をして来てとても良かったと実感しています。
やはり日頃からの積み重ねて築いて来た歴史ある正しい「心身づくり活動」の実践から来る「基準となる ご自身への揺るぎない心身感覚」への信頼や安心感を以て、ずっと続いて来ていた「心配・不安イメージ」を毎日に全て払拭しながら「意守:意識を守る」で再開へ向けて頑張っていました。
元気も”気”から。活気も”気”からです。
今日は台風の影響で、冷たい空気が関東首都圏には流れ込んでいて、最低気温は14度、最高気温も15度、16度ほどで肌寒い気配を感じると思います。
こうした時候は、発熱を発症する方々が出て、このご時勢は、また野次馬メディアが騒ぐかも知れませんが、これを過ぎると、静かで穏やかな秋の季節になっていきますので、今しばらくは待つことが良いと思います。
日本では、西欧化を目指し148年前の明治5年(1872年)に、従来の太陰暦を廃して翌年から太陽暦を採用して、グレゴリオ西暦1873年1月1日に、明治5年12月3日を明治6年1月1日とすることなどを定めた。そのため明治5年12月2日まで使用されていた天保暦は旧暦としました。
こうして明治時代に太陰暦から太陽暦に改暦しましたが、まだ148年の歴史でしかありません。日本も奈良時代から太陰暦で1300年ほど過ごしていたことも、今後はアジアの時代を迎えるにあたり、太陰暦の教養も大事になると思います。
その秋3か月の二十四節季「立秋~処暑~白露~秋分~寒露~霜降」で今日は寒露「太陰暦 八月二十二日」です。あと八日ほどで九月節に入り季節は「秋の3段階め」になります。
九月
剥:寒露 剥は剥がれる、剥落の意を持ち、五陰が生長して一陽が残されるのみです。
人事では、小人が勢いが盛んになり、君子を迫害するようなことも起こり得るのですが、君子としては落ち着いた判断と冷静な行動が重要になります。
今年の「ウィルス騒動」が日本では3月上旬から大きくなり、7か月が過ぎ、10月下半期に入りました。
人々の行動は、各々で本質や正体を自分自身で様々なかたちで現すことが出て来ると思います。
陰陽五行論で、秋3か月の「立秋~白露~秋分~寒露~霜降「」そして次の節季の「立冬」では、秋の物質では”金” 体内の臓器では”肺” 体外にみられる身体の部分では”皮膚と毛”です。
情志では”悲しみ”になります。
年間の”相生”では、冬の水を、春の木が吸い、各季節の土で働きが向上して、夏の火で成長して、この秋で土は強く固まり、”金”を生み出します。
そして、そこで秋から冬で”水”を生み、繰り返します。
これは良い積み重ねがあればあるほど、秋の”金”は強く大きくなります。
流れでは、「水→木→火→土→金→水」です。
相生では、夏から秋までの「火~土」の成果を得て、冬に「水」を回し、春の木の力を強めて、好循環を作ります。
臓器も同様で、 夏から秋までの「火:心臓 ~土:脾臓(膵臓)」の成果を得て、冬に「水:腎臓」の流れを良くし、春の「木:肝臓の力」を強めて、好循環を作ります。
体質では 、 夏から秋までの「火:血液 ~土:肌」の成果を得て、冬に「水:骨」が強まり、春の「木:筋」のはたらきを強められます。
情志 も同様で、 夏から秋までの「火:喜び ~土:思い」の成果を得て、冬に「水:恐れ」を減らし、春の「木:怒の力」を健全な活動効果へと強めて、夏に「火:喜び」の好循環を作ります。
今年は、この3か月間に実際の大きな現象を目の当りにして「四季養生」の教養や、総合的な「養生功」は、とても大事だったことの数々を改めて実感が本当にたくさん出来ました。
ようやく、ウィルス騒動も終息というよりは、2011年3月の原子力発電所爆発騒動で、放射能騒動の結末のように静かに「幕引き」に入っている印象を持っています。
この秋10月は、私自身も予想の付かなかった展開になりましたが、世間では多くの社会構造システムの退廃が政府行政機関、学校、病院に加え、大企業に見られます。
個人的な所感では、これもまた「中国との外交」で大きな影響を受けた日本の歴史的変遷では「平安~鎌倉」「鎌倉~室町」時代的にはありで、また新しい私自身の生活様式で快適なライフスタイルの構築で頑張っていきたいと思います。
宜しくお願い致します。