私たちの行う普及活動では「健身気功」を3つ指導を行っています。
成立の古い順に馬王堆導引術(前漢)、五禽戯(後漢)、八段錦(宋)
左右対称で行いやすく、スポーツ・フィットネスクラブでも好評です。
こちらも指導員養成講座や、新しい普及クラスの展開を考えています。
宜しくお願い致します。
健身気功シリーズ 各種目動作順序
健身気功 馬王堆導引術(まおうたい どういんじゅつ)
起勢 チーシー 預備式 (燕息)
手の上げ、下げ 爪先・足の裏 かかと前後運動によって体を温める
第一式 挽弓 ワンゴン (振手 挽弓)
胸肩を広げて、頭部から腰、足の裏まで伸ばし、内臓、脊髄へのストレッチ運動
第二式 引背 インベイ (引背痛 痛明)
肩・背部へのストレッチ運動、両脇を伸ばす(目に効果)
第三式 鳬浴 フーユー (鳬浴 堂狼)
腰を捩じり、腕を振り、身体を大きく回す(腰回りの脂肪を取る)
第四式 龍登 ロンドン
上部方向に向けた、ストレッチ運動(三焦の流れを良くする)
第五式 鳥伸 ニャオシェン
首、肩、腕への刺激 脊椎蠕動運動
第六式 引腹 インフー (引腹中 飛燕)
両腕への内外の旋転運動 股関節への捻りによる骨盤運動 消火器系統の臓器を刺激
第七式 鴟視 チーシー (踢腳)
胸部、肩への刺激 片足立ちによるバランス感覚の向上
第八式 引腰 インヤオ (引腰痛)
両肩、首筋への刺激 腹筋と背筋の強化動作
第九式 雁飛 イェンフェイ (引頭風)
両腕を斜めに傾けて行い、気血運行の向上
第十式 鶴舞 フーウー (鶴譚)
身体を捻りながら、両腕を前後に伸ばし、呼吸法を用いての肺機能強化
第十一式 仰呼 イャンフー
両腕を上方に向けて開いてのストレッチ運動(肺活量の増強)
第十二式 折陰 ジューイン
左右の腕から全身を伸ばしながら行う、動的ストレッチ動作(消火器系統の臓器を刺激)
収勢
健身気功 五禽戯(ごきんぎ)
予備式 起勢調息
「虎戯 フーシー」 虎挙 フージュー 虎撲 フープー
虎戯は骨を練る、腎臓への刺激と活性化 季節は冬
「鹿戯 ルーシー」 鹿抵 ルーディー 鹿奔 ルーポン
鹿戯は筋を練る、肝臓への刺激と活性化 季節は春
「熊戯 ションㇱー」 熊運 ションユン 熊晃 ションホン
熊戯は肌肉を練る、脾臓への刺激と活性化 季節は土用(季節の変わり目)
「猿戯 ユェンㇱー」 猿提 ユェンティー 猿摘 ユェンジャイ
猿戯は脳筋を練る、心臓への刺激と活性化 季節は夏
「鳥戯 ニャオㇱー」 鳥伸 ニャオシェン 鳥飛 ニャオフェイ
鳥戯は皮毛を練る、肺の呼吸力・機能強化 季節は秋
収勢 引気帰元
健身気功 八段錦(はちだんきん)
一段 両手托天理三焦 リャンショウ トゥオティエンリーサンジャオ
両手を持って天を支えながら 三焦の気の理を整える
二段 左右開弓似射雕 ズオヨウカイゴン シーシェディアオ
左右へ弓を開き 鷲を射るように似る
三段 調理脾胃須単挙 ディアオリーピィーウェイ シューダンジュィ
脾胃の気の流れの理を調えるために片手を挙げる
四段 五労七傷往後焦 ウーラオチーシャン ワンホゥジィアオ
五臓の疲労:五労と喜怒悲憂恐驚思の七つの損傷を
受けずに良好さを保つためにも後ろへ意識を向ける
五段 揺頭擺尾去心火 ヤオトゥバイウェイ チュィシンフゥオ
頭部から尾椎までを揺り動かし心火:心臓の邪気を消す
六段 両手攀足固腎腰 リャンショウパンズー グーシェンヤオ
両手で足にふれ腎気の要す腰回りを強化する
七段 攅拳怒目増気力 ジュアンチュエンドゥームゥゾンチーリー
握り拳を打ち出し 目を怒らせることで気力が増す
八段 背後七顛百消 ベィホウチーディエン バイビンシャオ
背後の七点に意識・気を向けることで百病が消える