7月も2週目に入り、私の太極拳、健身気功、中国武術を指導する仕事も7割ほど復帰出来ました。6月から再開出来た横浜市内のスポーツ・クラブと神奈川県太極拳連合会、横浜武術院の教室は雰囲気が良くなりました。一先ずは安心感を持って新しく編成したレッスンプログラム仕事を頑張っています。
3月のWHOのテドロスさんから発せられたパンデミック宣言からエスカレートして、4月の緊急事態宣言、休業要請、5月に再延長になってしまい、皆さんがステイホームで顔を合わすこともなく、政府行政からの法的義務に近いかたちを度々に受けることで、法治国家ですから当然に法人組織や行政機関の組織はひたすら要請を求められることになりました。
どなたも、じっと報道企業と政府行政の流布する大量の「自粛」「同調」の要請の文言の数々をひたすら受け続けて、不安と心配で困惑してしまい精神面に不安定になってしまった方々の過剰意識から来るアクションにも気を揉んで生活する日々だったと思います。
6月にようやく横浜市も自粛解除を経て、活動が再開出来て皆さん各々で「人生で大事なもの」を考えるきっかけになれたことは「禍を転じて福と為す」の実感を思います。
東京都内の繁華街地域のフィットネス・スポーツクラブはやはり、まだこの状況で再開は難しく、私の担当する集団プログラム指導でも未確認の不特定多数の人々が行き交う環境では、従来のようにいかない社会環境もあることで、今現在に新しい展開を頑張っていこうと思い、いろいろと準備に入っています。
今日は一つ「東洋経済オンライン」にこうした記事がありましたので、ご紹介致します。
『現場力を鍛える』『見える化』など数多くの著作があり、経営コンサルタントとして100社を超える経営に関与してきた遠藤功氏は、「この『コロナ・ショック』は、ビジネス社会における『プロの時代』の幕開けになる」という。
「コロナ・ショック」を見据え6月に集中執筆した『コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方』が7月18日に緊急出版される(電子版は先行発売中)。本記事では、「はじめに」の全文を公開する。
■「先がまったく読めない不安定、不透明な環境」に
近年、大企業の経営者たちから、「VUCA」という言葉がさかんに聞かれるようになった。
「VUCA」とは「Volatility」(不安定性)、「Uncertainty」(不確実性)、「Complexity」(複雑性)、「Ambiguity」(曖昧模糊)という4つの単語の頭文字からとった略語であり、「先がまったく読めない不安定、不透明な環境」を言い表している。
私たちは「VUCA」という新たな混迷する環境を頭では理解し、備えていたつもりだった。 しかし私たちの認識は、とんでもなく甘かったと認めざるをえない。「VUCA」とは「まさかこんなことに……」という事態が起きることなのだと思い知らされた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はこの記事を読んで、「チャンス」と今考えています。確かに2月下旬に千葉県市川市のスポーツクラブで関東地方初の感染者が出て、その2日後からスポーツクラブ業界には休業要請が出て、いきなりスケジュールが私もなくなり、更に教室運営の施設も利用停止になった時には、困惑は大きかったですが、考えに考え抜いて、コロナ騒動後に何がニーズが起こるかを考えて準備に入りました。
動画映像を撮影して会員さんにステイホームで行える運動の紹介や、再開後の予定や、多くの資料づくりに専念しました。関東首都圏の事情も考え、横浜市内、神奈川県内に集中することになることを予想し、昨年秋に全日本太極拳連合会からの任命を受けて発足、会長に就任した「神奈川県太極拳連合会の普及活動」に力を入れて行こう、そう決定しました。
そう考えれば、自ずから行うべきことは見えて来ます。先ず、肺炎予防のための運動プログラムの策定、これまでの価値観を変えて、これからに付加価値を生むだろうと思う普及事業形態でのマネジメント(マーケティング/セールス)方法と計画を策定しました。
私にとって、ある意味での 「VUCA」を想うと、
「Volatility」(不安定性)、「Uncertainty」(不確実性)、「Complexity」(複雑性)、「Ambiguity」(曖昧模糊)という4つの単語の頭文字からとった略語であり、「先がまったく読めない不安定、不透明な環境」を言い表している。
しかしながら、有難いことに、いち早く「不安定性」を受けたことで、真剣さが増したことは私一個人としては、よかったと思います。
「不確実性」は再開後に、どのくらい会員さんが復帰してくれるかを考えましたが、もう再開した、この1か月ちょっとで解消しました。ここは、むしろ時間をかけて策定できたプログラムが好評で、これらのプログラム指導方法の商品化を考えていて確実性を考えてマーケティングに入っています。
「複雑性」においては、「現代日本社会環境で世の中の複雑性」という認識を持っていて、私は常に整理整頓して考える習慣があるので、ここには無理矢理に付き合わされた感じです(笑)
「曖昧模糊」も似た感じで、政府行政機関、官僚の行う行動の内容に曖昧模糊を感じ、それがあるから上記の複雑性が増したように見ています。
最期には「先がまったく読めない不安定、不透明な環境」とありますが、私はいち早く、精神面を安定させて行うべきことの判断と優先順位をつけて応対して来たことで、
「まったく読めない不安定」の中でも、時期が来て世間の風潮が落ち着けば「安定性」は増すと思います。
「不透明な環境」の中でも、1か月前から今現在の進行中で、「下向きか」か「上向き」において大体の展開の予測が可能と思います。
これは季節の移り変わりを想えばこれから二十四節気では、小暑を過ぎ、梅雨明けから真夏へと移行して行き、2か月半ほど先の9月の秋分までは「最高・最低気温共に上がることはあっても下がることはありません」1か月後が一年で一番の猛暑・熱帯夜になります。
やはり38年前の1982年から、ずっとひたすらに修めて来た「中国武術的勇気」「太極拳的バランス感覚」「健身気功的安心感」は、この4か月で最大に発揮できた実感があり、人生は「事実は小説より奇なり」 本当にそう感じました。
横浜の人口は372、5万人、神奈川県の人口は905、8万人ありますので、その中で、神奈川県太極拳連合会の普及は、「新時代型武術活動様式」の確立で、日本の神奈川県、横浜市の皆様の一番相応しいスタイルの構築を、再開して参加されている会員さんには。もう既にスタートしていますが、この社会環境なので時間を頂いて、来年2021年は横浜武術院創設20周年になるので、4月が正式システム始動を頑張って参ります。
神奈川県には、他にない、沢山の魅力と可能性があります。
宜しくお願い致します。