今年は2020年、戦後75年め、一時期に安倍首相が「戦後レジーム」からの脱却を目指す、ということをよく言っていました。
※戦後レジームとは戦後(第二次世界大戦後)に確立された世界秩序の体制(ヤルタなど)や制度の事を指す「レジーム(Regime)」は「体制・政治体制」などの意味。
つまりは、1945年の戦勝国、連合国5か国(英、仏、米、中華民国(中国)、ソビエト連邦(ロシア) つまりは国際連合理事国5か国が構成し、戦後システムを構築し、日本国はその国際秩序のしくみに従いながら日本社会システムができて来ました。
米国が主導し、英国、フランスが続き、ソ連はロシアに、中華民国は中華人民共和国に変わり、冷戦構造も終焉してから、新しいスタイルの自由貿易が始まり、今や中国とロシアの力は強くなり、戦争ビジネスを続けた米国、英国、フランスの影響力は低下し、G7のイタリア、カナダも経済が低迷したことで方向性が不明瞭です。
国際情勢の流れ、そのもの全体を含めて戦後レジームと呼んでいます。
私もこの日本社会環境に疑問を持ちながらも今日まで、自分の信念を曲げることなくできたのは、やはり中国武術、太極拳、華侘五禽戯を含む健身気功で常に精神と肉体、すなわち心身の活性化がとても生きて来ました。
今年のコロナ騒動で、本当に自分の人生で行って来たことの成果を感じられました。
緊急事態宣言の解除を受けて、教室指導はいち早く活動が再開出来て、その仕事はすぐにスタート出来ました。
ニュース報道の数々では、今現在も、大きな影響を受けてしまい、なかなか立ち直れないような方々も多い、と聞きました。
私は自分のことを振り返ると、ずっと38年間続けて来た武術活動の成果からの、「積極的ポジティブ人」です。
どんなに苦しく嫌なことを受けても、必ず「禍を転じて福と為す」そうして頑張って来ました。
その反対は「消極的ネガティブ人」になります。
少年時代から思ったことは、何かしら希望や夢を信じて行おうとすると、「無理だ」そういう言葉をなげかけて来て、人のうまくいかないことを願うような人たちもたくさんいました。
かつての日本社会は実は「偽物・フェイク」が多く、どちらかといえば、安易で実質のレベルの高いものは少なく、
しかしながら、見せかけ・ハッタリのものはとても多く、日本社会で「コロナ騒動」を受けて、
本格的に始まった3月上旬から、もう約4か月が経とうとしています。
大きな社会的変革が起こり始めて、今感じるのは、本当に戦後が終わり、世界中で新しいスタンダードに移っていく実感があります。
今月に私の指導の仕事は再開して、休業要請時に作った「肺機能強化プログラム」がとても好評です。
いろいろな意味で、
「戦後レジーム」からの脱却を目指す、というよりは「戦後レジームのメルトダウン」のほうが正しいと感じています。
積極的ポジティブ人は消極的ネガティブ人に負けない!
今後は、この機会を生かして、しばらく海外へ出ることもなくなることから日本式で私の新しい仕事の方策で、本当の意味での「新時代型中国武術、太極拳活動」を頑張って邁進していきます。
宜しくお願い致します。