季節は二十四節気の立夏を過ぎてから半月ほどが経ち、小満を迎えます。
 
 
今日は太陰暦四月二十六日、初夏の訪れを感じる時候となり、純粋な陽気に包まれ、大らかな力の沸き起こる感覚を地上万物の全てが授かる時期、これを易経の表現では「乾」といいます。
 
昨日の日曜日は快晴で、清々しい初夏の雰囲気が感じられて、快適にお過ごしだったと思います。
 
今回の新型肺炎ウィルス騒動も振り返ってみれば、あれだけ不安や心配の多くを煽られて該当する感染者になってしまう傾向にあった方々の様相の全体像(ダイアモンド・プリンセス 歓楽街の常連客、院内感染)も明確に見えて来たこともあり、
 
これからもう2週間後が6月1日になり、今週の21日に政府行政から何らかの今後の方向性が発表されるので、もう少しで先が見通せるようになりますので、自粛要請の影響における困難の峠はもう超しつつあるので、今後も常に自発的に心身のバランスを良好な体内環境を整えて、どんな状況でも臨機応変でも適応できる感覚は財産に感じます。
 
今回の新型肺炎ウィルス騒動で、私も大いに学んだ機会になったのは、とても良かったです。
 
私の経歴というのは、35年前の1985年から数えて50回ほど、中国武術の訓練と養生法での学びと修養で中国大陸との往来を単身で繰り返して来ました。
 
中国大陸は私一個人にとって中国武術、太極拳、華侘五禽戯、馬王堆導引術を含む健身気功の郷里です。昨年の中国は建国70周年記念行事で3回中国に行きました。
 
そのキャリアの中で、これまでに長く実践効果のある感覚で学び続けて来て、日本に戻り生活の中で、世間に広まる健康法や考え方、方法や実践において実際の効能や効果においての疑問や懸念を感じることが多々ありました。
 
政府行政、企業の多くを巻き込んだ今回の騒動の過剰行動での数々を思うと、疑問を思った、それらの方法での実際の効能や効果において「心配や不安の払拭が不可能」という事実が現実社会で証明されたことを確認出来ました。
 
しかしながら、これまでの私の実体験や経験、実践の積み重ねで行って来たことに興味や関心を持って下さる方はとても少なかったですが、今回も熱心な皆様からの元気な報告があり、とても有意義な活動を行ってこれた実感があります。
 
そして今回も、圧倒的多数の方々に感じさせられたものは、報道バラエティ番組や、新聞雑誌に「情報の一部」が紹介されると、すぐに飛びつく人たちの数がとても多く、右といえば右へ行き、
 
左へ行けとなれば左へ行く、そしてそれらを過剰反応を繰り返させられながらも疑問なく、多くの方々があちこちへと振り回される風潮や傾向を見ていました。
 
私は、こういう状況になった時には、常に冷静に判断し、必要なアクションの優先順位をつけて、状況によっては予測をして感じた時には、すぐに行動へと移り、悪影響を受けることは、さほどありませんでした。
 
今回の騒動も少しずつ終息の方へと向かっていますが、その中でも、以前に起こった数々の不自然な論理展開を行われることによる人的災難と同様の現象を感じました。
 
 
 
 
 
 
やはり世間では、圧倒的多数の方々はマスメディアの得意な手法で何度も何度もしつこく粘着質な報道で単語の連発をひたすら行って来る「サブリミナル効果」と、
 
実際のところは、全てが「気のせい」「気休め」「思い込み」の「プラシーボ効果(ニセ薬効果)」方へ導かれやすく、
 
私たちの基本認識の感覚である「実感」「判明」「確信」「理解」は圧倒的多数の方々はなく、
 
今回も最期は、健康な方々の圧倒的多数が、ただ振り回されてしまい、残されたのは「虚無感のみ」が多いように感じました。
 
本能的直観で判ったのは、自分は世間一般にある普通な日本国内の「こういう世界観や現象」から、いち早く脱出して、正しい「心身の活性化方法」「具体的な理論と実践」の体得を若き頃から目指しました。
 
時間はかかりましたが、それらを直接に中国大陸で学び、望んだものの「ほぼ全て」を身に着けることが出来て、本当に正しい人生の時間を過ごせたと実感しています。
 
これから先は大きな社会構造的な変化が起こることが予測されていますが、私には大きなチャンスと感じています。
 
 
今回も、ずっと穏やかで心身が元気で明るく楽しくいられた、その根拠と理由としては、歴史ある易経の思考感覚からの確信を私は思います、それはすなわち、
 
「乾」
 
元亨利貞、すなわち「仁」「礼」「義」「智」の行いが叶えば、1頭の竜が躍動するように、天の健やかな原動力を得て行く先々に、望みが大いに通り、順風満帆に進められる、といいます。
 
自然界では、南風の吹き始め、蝶が飛び交い、川では鯔などの魚が躍動し、植物も動物も力強い活動を始め 天地も交わり、日はだんだんと長くなり、1ヶ月後の夏至で太陽の力強さはピークを迎えます。
 
陽の気は更に力強くなり、2ヵ月半後の立秋までは大いなる陽剛の気に覆われます。
 
つまりは「高温多湿」の時期に入りますから、肺炎を含む呼吸器困難を起こす方は、一般的にはなく、あるとすれば、食も弱く「低酸素、低体温」の常日頃からの体調不良で病気がちな方々の生活環境での冷房の影響しか考えられません。
 
生活のリズムは早寝早起きが身体によく、瞑想によって穏やかな心持ちを保持し、清らかな空気を肺いっぱいに入れ、晴れの日には肺機能強化を行い、梅雨時期になると温度差が大きくなりますので、呼吸器官の弱い方々にはその対策にもなります。
 
この時期には、旬の食物は「精」に満ちており、よく取り入れることが大事です。
 
「天の気」と地の気に満たされるので、「人」はその「気」を大いに取り入れて、身体感覚を一層高めていく採気法が行いやすいです。
 
こうした感覚の、このリアルタイムの瞬間から理解し、今後に素晴らしい時代へとしていくためには、各自各自の自発的な「正しい方向」に向かった「正しい努力」による結果や効果を得られるようにする1歩のスタートがとても重要に思っています。
 
今年2020年は戦後75年め、これまでの「旧世代にあった悪しき弊習」を完全改革して、
 
「新世代にある善き弊習」を全世代で協力し合って構築して、実現していけば明るく楽しい、生き甲斐のある人生を皆さんが享受できるようになることを願っています。