季節は暖かな春爛漫の時候を迎え、初夏への入り口へと差し掛かりました。
 
 
もう一般的には、真冬で呼吸器を損ねたり、体温の低い方が体調不良を訴えていた方々も回復に向かう時期ですが、世間は変わらずに騒動も収まらない様子ですが、活動再開後のレッスンからは、新しい視点からの表現方法やアプローチを考えていたりして落ち着いて穏やかに研究しながら過ごしています。
 
今回ほど、私の人生では革命的な出来事という感覚を持っています。
 
具体的な実践方法の長き積み重ねでは、意識呼吸での「働き」を高められる質の高い練功で丈夫な呼吸器を保有していることに感慨深く思っています。

世間の意見や、「こうして下さい」という同調圧力に近い要請や、学者さん達のコメントの不安定さを見ながら、
 
「人体のしくみとはたらき 」ということの理解力や実践方法の保有による実際に存在する効果や経験というのは、誰でも同様の、人体における「鼻から喉の構造」を理解して、年々常に誰でも「未病も治せる」「活性化ができる」ことの意識感覚をしっかりと持っていることで、「実感」「判明」があり、そこから受けていくことの「確信」と「理解」はとても強みになりました。

もう季節は、「立夏」を迎えます。この時候からは今日の雨降りでも寒さは感じなくなり、正しく効果の質が高く心地よい快適な意識呼吸感覚における気功や導引、体温上昇もしやすく太極拳の練功でもテンションが高まりやすく、実際における心身効果の向上の実感によって自分自身への信頼感や安心感を高められるようになります。
 
もう、これからは最高気温は下がることもなく、最低気温も上がり、空気の質は湿度が高くなります。
 
これまでのプロセスというのは毎年毎年に、秋分から意識を持ち、半年前の「立冬~小雪 最低気温11~最高気温20℃」の時期から鼻呼吸の質を高めていくことで、だんだんと季節は進み、空気中の湿度も下がり、気温も低下していく冬を迎えることで、呼吸器障害の病を起こす可能性を、自分自身からどんどんと練功の効果で下げていくことができます。
 
そして三か月前の「大寒~立春 最低気温-1℃ 最高気温6℃」で、厳寒の寒気の中でも、呼吸機能の生体防御機構はしっかりと守られて来て、1か月半前の「春分~清明 最低気温7~最高気温18℃」になり、春から夏への土用、一つ節気前の「穀雨 最低気温13~最高気温23℃」で明日の「立夏」を迎え、今日が春~夏の季節の分け目の節分です。
 
何度も何回もお話しをしていますが、実は、秋から冬で鼻呼吸ができなくなることで、真冬時期に喘息、気管支炎、肺炎という順になり、鼻呼吸ができなくなり、口呼吸になることでウィルスもすべて口から飛沫感染で入ることで気道を通られてしまい肺に辿り着してしまうことが原因と理由でインフルエンザなども発症するのです。
 
横浜市HPのウェブサイトから、要請事項における確認作業はしていますが、「咳が出る人はマスクを着ける」との要請事項の案内が出ていますが、ここ2週間ほどは、「必ずマスク装着義務」が暗黙の中で広まり、道行く人同士でも精神的にとても不安定な風潮や雰囲気が広まり、別の状況感の印象を思いました。
 
ここまで報道で不安を煽られ、とにかく大量の情報を送られ続けると、多くの人々は「具体的な実践や理論」確実性が経験としてないと、ゆっくりと冷静に自分にとってベストな選択というものができなくなることが目の前で分かりました。
 
お互いの判断やアクションに自信が持てなくなり、とにかく判断ミスをしないようにしなければなという視点の強要が風潮で起こり、とにかく不安が不安を呼んで、心配が心配を呼び寄せてしまい、立っている自分のすぐ近くに、細菌類がいるのでは、自分が罹患するのでは、そんな行動が心理パターンになっているのをたくさん見ました。
 
私は2011年3月11日の東北大震災の時を思い出しました。あの時も「放射能が危ない、〇〇シーベルトだから数値が上がった」なんて、やっていました。役所、官僚の行う政府行政の行動優先だから、こうなるのか、という感じで黙認しています。
 
今回の所感で思うのは、日本人の義務として世間の同調への要請に伴っていますが、世間の関心も含めてあまりにも身体へのしくみや働きにおける教養がなく、普段から、歴史長き健康の身体を保つ秘訣の宝庫の学問でもある養生学、養生功の両方での「身体づくり活動」で常に快適な心身感覚を持ってさえいれば、何の不安も心配も全く感じることはありませんでした。
 
むしろ人々の連動して行う行動パターンや、これがいい、あれがいい、という思い出したように流れる、「その場」「その時」「場当たり的な思い付き」の論説や言論が、また沢山流れて来て、その都度にまたこのパターンの繰り返しか・・・そんな印象ばかりでした。
 
とにかく「病原体の分析」「出てしまった病人の研究」ばかりの立場からのコメントが目立ち、その程度のレベルと、今回の騒動で感じることは、軽症者が多いことで大きく取り上げられていますが、本質的な考え方の軸や方向性がなく、あたかも羅針盤も何もない漂流に国民が付き合わされてしまっていました。そして、その都度、場当たり的な論説に惑わされてしまっていました。
 
実際に私の環境で周囲には感染者は実際に存在はなく、数字が上がったから、どうだ、のような論調を報道を前に振り回しているばかりで本当にいるのだろうか、とさえ思いました。
 
それに政府行政が、何かしら言い出すと、それからトラブルの元になったり、人間不信や疑心暗鬼の連鎖反応が起きています。
 
世間を見ていたら、携帯電話、スマートフォン、インターネット上の情報も15年から18年程度の情報しかないものの媒体が考えるヒントになってしまっている当然の若者世代や、テレビの報道バラエティの特集と、以前から医学教養には関心を持つことのない世代の皆さんは、随分と聞こえてくる会話の内容からの不安情報が多くなっていた印象を感じました。
 
そして傾向として、やたらと相互間での「チェックが厳しい社会環境」を多くで新たな監視社会を構築している印象を持っています。
 
人気ジャーナリストたちの多く発する意見も、あたかも不確定な投資での発言のような不安定要素を高めてしまっていますが、
 
私は伝統中国で継承されて来た、技能とその具体的な理論、を日本人ながら受け継ぎ、37年間ずっと行って継続して来た能力は、とても心強い基準感覚になっています。
 
昨日の午前中は人気のほとんどない裏山に挙がり、静かな中で山籠りしてトレーニングしていました。
 
 
 
武術基本功、自分が13歳の時に一番初めに覚えた長拳40式と弾腿をこなしました。山の中をランニングしてから自分のオリジナル気功体操の養生導引操、馬王堆導引術、孫式太極拳は3回通しました。「芸は身を助く」という言葉を実感しました。
 
 
身体は軽く心地よく動き、発汗作用も快適で、「鼻は肺の窓」の言葉にある通り、いっさいの曇りなく、鮮やかな新緑の空気を心地よく鼻から肺呼吸の通りでの重要性を常に意識できることが、一番の基本ですべての風邪予防につながり効果が高いという「シンプル・イズ・ベスト」との結論に到達しました。
 
そして「風邪を引く」という俗称は「北風に乗ってやってくるウィルス:邪気を体内へ引き込んだ」という意味で「風邪を引く」というようになり、
正式な病名は「感冒:感覚が冒される」で、最初は鼻呼吸ができなくなって嗅覚が冒され、次に寒気から触覚:皮膚感覚が冒され、次第に鼻に関連する聴覚:耳の感覚、味覚:口の感覚も冒され、視覚:目にも影響が出て、5感がすべて冒されると脳機能も冒され、ダウンするというものです。今回は新型の細菌だ、ということでやっていますが、体調不良になってしまった医療関係者や病院内での蔓延という結果事実を知り、私は歴史長き伝統中国文化にずっと携わっての学び研究と実践をしてやって来たことでの所感ですが、実は病気の研究と病人の研究を行う「西洋欧米医学」が日本の医科学会も含めてシステム自体の限界なのでは、と感じてしまいました。
 
※今回は「生活習慣病も含めて健康で元気な方々の研究、奨励」のようなものが何一つ出ませんでした。
 
ですから、普段からの五感を機能させておくことが、いち早く、寒くなると起こりやすい病をすべて未病のうちに治すことができるようになります。私の意識呼吸は、胸式、腹式呼吸法を合わせて通り道の4種 (1、口~口 2、口~鼻 3、鼻~口 4、鼻~鼻)を通して感じ取り、呼吸法の次は 4、鼻~鼻で、水を鼻から通して、最強は鼻~口のうがいで洗浄が出来るという日々の実践が事実として行って力強い信頼になっています。
 
古くは、賢いことは、人は病を治すのではなく、病の要素を未然に防いでかからないようにする(未病を治す)、と言いました。
 
これからの季節は、こうしたことは非常に重要になっていきます。
 
官僚の作成した、政府行政のお話の内容を聞くと、とにかく不安定効果を世間に広める懸念を思います。そして「生命の安全」という文言をよく発信しますが、単語でそれを言い出されれば当然その通りですが、これもやはり後ろ手後ろ手パターンですが、常日頃から本当に心身に意識を持って行うことを奨励することの方が「生命の安全」の自発性を促し、生活習慣病の予防に繋がるし、予算的にもよいと思っています。
 
季節が進めば進むほど、そうした知性を知る人とそうでない人との差が大きくなります。
 
今回に思ったことでしたが、何かと話題になった世界保健機関WHOでは「健康」の定義をこういっています。
 
「健康」とは「肉体的」「精神的」「社会的」に健全で良好な状態であること。

しかしながら昨今の世界中で起きていることの連続を考えてみたり、現代日本社会の風景を眺めてみると、先ず「社会」が健全なのか、どうか。「人」はどうなのか。
 
その社会で生活を無理にでもさせられていれば「精神」はどうなるのだろうか。
 
そしてそういう状態に長くいると「肉体的」にはどうなるのだろうか。
 
日本の医学界もそういう状況を見て何を思うのだろうか。
 
そんな世の中でも、我々はひと先ず我々の「社会・コミュニティ」の中で「心身共に病気の起こりにくい体質作り」が一番大事でこれを行っているので、WHOの言う、
 
「健康」とは「肉体的」「精神的」「社会的」に健全で良好な状態であること。
 
を本質的に実践と堅持を続け続けて、これからもずっと頑張っていきたいと思うのです。
 
常に心身が元気で健康でいられる、というのも日々の地道な努力と質の高い知性が大事になってくると思います。
 
あるいは本当に質の高い中国武術、功夫の活動や太極拳、五禽戯や五行功法のような気功導引運動の効果の心強い実感を得られることで、
 
これまでの積み重ねが効果となって感じられるので、心身への安心感や信頼感を感じて、
 
「防衛体力:免疫力」の高さが心強さとなります。
 
緑鮮やかな初夏び入り口で明るく、心地よい効果を楽しく上げて、自粛要請のストレスを忘れて頑張っていきましょう。
 

 
よろしくお願い致します。