伝統気功 華侘五禽戯１３式 鹿戯

１８００年の歴史 華侘五禽戯

伝統気功　華侘五禽戯１３式　鹿戯

二、鹿戯　ルーシー

 
１式　梅鹿伸腰　メィルーシェンヤオ　
両足は肩幅ほどに開き：開歩にして、視線は前方を向いて、気持ちは穏やかな状態から始める。
両手の指先は心臓に繋がる経脈の中指と、三焦(上焦・中焦・下焦)に繋がる経脈のくすり指を折り曲げて、掌の中心(労宮)を刺激させる鹿角を作り、両手は鹿角で内旋させながら腰に置き、指先は上向きにする。左足を軸足にしながら背筋を伸ばしながら：督脈を意識して右わき腹附近にある肝臓を引っ張る感じで両手は脇腹から、リンパ節のある両脇の下まで引き上げながら両手の鹿角の指先の先端まで持ち上げる、この時に右足は足の付け根の鼠径部から外側へ足を内側から外側へと回す：擺蓮脚を行い、肝臓に繋がる経脈を刺激させる。擺蓮脚が終わったら開歩に戻り、今度は右足を軸足にしながら、同様に左右を入れ替えて反対側を行う。
　　
２式　転頚運閭　　
左足を前に出し、両足はやや広めに開き：馬歩にして、両手は鹿角で左手を前に出し、右手は左腕肘附近に置く、指先は両手共に上向きにする。両目の視線は左目は左手の指先、右目は右手の指先を見る：肝臓は目に繋がる。左側から上に時計周りで円を描いて回し始める、上に向かった時に視線は上、右に向かえば右、下に向かえば下にして、視線と指先は連動して行う。この一連の動作を３回行う。呼吸は半円で吸い始め：吸気、残りの半円で息を吐く：呼気。意識は肝臓附近に置いて一緒に腹部も回す。

前方に出した左足を戻し、左足を後ろに下げて馬歩を作り、同様に左右を入れ替えて反対側を行う。円運動は反時計周りになる。
　　
３式　調息式　ディアオシーシー
動作を行った後は、立ち上がりながら両手の鹿角は腰に置き、左右同時に円を描き、身体の前方向に持って来てから、左右の鹿角を下向きにしながら胸の位置から下方向へ降ろしながら息を深く吐く：呼気。