道家気功 秘訣

玄門演玄文 玄理自玄中体出 妙境談妙諦 妙道从妙里参来

玄(まこと)の門は、玄(まこと)の文言を通じて演じられ、玄(まこと)の理(ことわり)は自ずと体に中に玄(まこと)が出ずる。
妙境は妙諦の中で語られ、妙道は妙里から参じ来る。

太陽暦2月、閏月年は1月下旬

立春:
明鏡高懸 明るき空に 曇りが一点もない、きれいな鏡のように心が清く澄み切っている心地を高く掲げる
守定黄庭 眉間にある上丹田に意識を集中させ意識を守り安定させる 黄庭に意識を守り定める 

雨水:
念起生象 新しく生まれゆく象を想い起こす 
幻尽出真 幻が尽きて、真が出る(いづる)

3月
啓蟄:
念訣返聴 訣言を念じて繰り返し、返り聴く 
心音和名 心にはその名の和やかな音がする 

春分:
訣動滅妄 訣言が動き出し妄想を滅する 
体泰心霊 心霊は体内に安定する

4月
清明:
返照身心 その心身を返り照らす 
有象無形 象あって形なし  

穀雨:
訣竅通知 訣言は竅を通じ知る 
陰陽周行 陰陽の気が周り行く

5月
立夏:
有無生化 生気の有無が化す 
無象有形 象なくて形あり

小満:
訣滅昏沈 訣言は滅し、昏沈す 
神清気盈 神気は清く満ちわたる

6月
芒種:
心定虚空 心定めて、虚空を想う 
無我無人 我なくして、人なし  

夏至:
慧心初明 智慧の心初めて明らかになる 
照見群神 照らし見えるは神気の群れである

7月
小暑:
通天貫地 神気は天を通り地を貫く 
初見真身 初めて身の真を見る

大暑:
五行済済 五行の気は隅々にまで行き渡る 
天地合人 天地人の三才の気が融合する

8月
立秋:
訣動天地 訣言通りに天地が動く 
斬法魔精 法により、魔精は斬られる
  
処暑:
静極生動 静が極まり動を生む 
五気元明 五行の気が明らかになる

9月
白露:
動極生静 動が極まり、静を生む 
地泰天清 地は安泰し、天は清らかになる  

秋分:
訣和天地 天地は和やかに訣す 
観音入霊 音を観じて、入霊す

10月
寒露:
天人交泰 天と人は交わり安泰す 
三花聚頂 三つの丹田は花を持ち頂きに集まる 

霜降:
訣化天地 天地は訣化す 
返元帰真 神気は一元の真に帰る

11月
立冬:
慧眼遥観 万象皆明  智慧の眼を開き遥かを観じる 
小雪:慧眼朗照 天地重心 智慧の眼は朗らかに照らす

12月
大雪:
三元合一 天地人の気が一つに合わさる 
顕象化身 その象は顕らかに、その身に化す 

冬至:
三極復元 天地人の三気の極が復元する 
体合無生 一体は合わさり無を生む
   
念訣聴音 訣言を念じ、その音を聴く 
雑念掃清 雑念を払い清める

太陽暦年始 1月
小寒:
念訣清心 訣言を念じ、心を清める
無病延生 病の要素は無くなり、生命力の延伸を生む 

大寒:
心境開明 真冬の寒気に清められ、そこに心境は明らかに開かれるのを感じられる
万縁粛清 万縁は粛々とすべて清められる