この1週間では二十四節季での「大寒」を迎えて、真冬のピークに達した感があります。
 
 
※一か月前の冬至から、一番冷えて寒くなり、空気も乾燥して来続けた時候が、ひと段落して「ここで良質な体調であれば真冬型体質が完成し、免疫力も体力、筋持久力が向上しました(五行帰一といいます)」
 
先週の土曜日は降雪があり、今週の水曜日は厳寒で乾燥した空気に包まれていましたが、昨日は早咲きの紅梅を見つけました。ここへ来て関東地方の横浜地域では「寒さの底」を打った感じです。
 
この時候からがレッスンでは本領発揮で"心身活性化の実現(小周天、大周天で珠:パールを持つ)"を具体的に紹介して行っていきます。

世間に広がり易い"健康不安や病気への恐れ" を払拭して、快適な心身感覚にしていくことで真冬の最期の「意守:意識を守る」を完成させます。(ちょうど今タイムリーで、”肺炎騒動”が起きていますが、毎年のことです)
 
大寒 二十四節季の最期
 
厳寒、雪、鈍よりとした重い雰囲気を感じる空模様。凍りつく感覚、寒さから来る呼吸器への負担大。寒さは一年で一番厳しくなるが日の伸びと陽射しの力強さが増し始める。晴れや曇り空の日や、昼夜の温度差が大きい。
 
あじさいの芽が伸び始める。新しい展望への期待感に人々は「臨む」という感覚を思う雰囲気。鶏が早朝に鳴く。陽射しと明るさの回復を感じる、海産物が減り、味が変わる。最低気温-1度、最高気温6℃。
 
72候
 ー1℃ 0~6℃ 心境開明 万縁粛清
 
70候    蕗の華さく    ふきの はなさく(初)
71候    水沢氷つめる    さわみず こおりつめる
72候    鶏始めてとやにつく    にわとり はじめてとやにつく
 
この時期から氷は厚くなり、霜柱も一年で一番高くなります。

大地は閉塞して固くなり、天では夜空に広がる陰気に力が強くなる時候で、太陰暦立春・新春までは万物はひたすら閉蔵し力を蓄えています。
 
厳寒の陰の気から、心身をしっかり守るためには「陽気:明るさ 温かみ 活気」が大事になって来ます。

世間では「インフルエンザ」が大流行し、病気になってしまった方々のことが多く話題に上り、「心身への不安」と「病気への怖れ」が風潮として一年で最も大きくなる時候です。
 
凍りつくものからすべてを守り、温かみを大事にして、邪な風「風邪:インフルエンザウィルスなどの空気中の黴菌」が体内へと入らないようにするために※2意識呼吸法により防ぎ、筋肉、関節が固くならないようにして、骨髄の流れの停滞を予防して、臓器では下半身に位置する臓器:腎臓と膀胱の水分の流れのはたらきを高めることが重要であり、活気を全身に漲らせることが本当の新春正月、立春までの大事な功法になります。
 
そのことで、新春の訪れと共に、また新たなる森羅万象を生成する”神気”と自身でも、冬の冴えた寒気を以て、心身が清められ、大自然の生命力の高まっていく実感の共感を得られるようになり、また”新しい春”と共に、共生していく喜びを感じられるようになります。
 
養生四立:昨年からの「立春~立夏~立秋~立冬~立春の到来」を経て、また半月後(中国暦では春節、明日25日です)の立春で四季養生功における「五行帰一:五行が1周して、一に凝縮して帰結する」が、またこの春で完成します。
     
ここ最近に行うレッスン項目では「呼吸八法・養生十八法」そして龍身蛇形太極功法での「五臓導引法」「五行功法」が好評でした。

そして非物質遺産コンビの「伝統 華侘五禽戯」「龍身蛇形太極拳」で、この”真冬”の中でも皆さん元気に楽しく頑張って下さいました。 
 
初春の訪れを前に活力、活気で頑張って参ります。

これからが本当の新春の訪れがやって来ます。初春を受けて今年も太極拳、中国武術活動を頑張って参ります。