今日は太陰暦では、十二月十九日 来週の1月27日が 十二月三十日で本当の意味での大晦日で、翌日1月28日が春節・正月元日です。
この冬にも、早咲きの梅を見つけ、あともう少しで春節、そして立春の到来を感じています。
今や、慌ただしいライフワークになってしまった「現代日本社会」での方々には、あまり知られていませんが、
明治5年 十二月二日(1872年12月31日)の翌日から太陽暦(グレゴリオ暦)を採用することにし、明治6年(1873年)1月1日に改暦をしました。
(※この年の明治5年は12月3日から12月30日までの28日間が存在しない)
それから、144年間が太陽暦で行うようになり、それまでの1300年近く続いた日本の太陰暦の歴史文化系が終了しました。
それからはご存知の通り、日本は西洋化の道をひたすら走り、1945年の戦後72年間は、
ほぼ完全な米国化をよしと考えて今日まで来ました。
今は世界中で、大きな動きが始まり、ここ数か月でアメリカ合衆国は、
この100年間ほどの隆盛が終わり、これからは40億人の人口を有する「アジア地域」が世界経済での中心の役割を担う時代になりました。
これからの日本で、経済関連を含めて将来を明るくしていきたいのなら、
誰しも、当然に太陰暦の歴史を見直し、アジア地域に意識して、やっていくことがベストだと思います。
私は1985年の上海武術界への初訪中から、中国武術の学びや修練、最近では文化交流や、研修・技能検定ツアーをずっと行ってきたこともあり、
太陰暦、太陽暦と両方を用途によって使い分け、日本的な養生功と養生学も創始し、指導の中では、太陰暦を重視しながら、かつて1300年間の歴史をも振り返りながら、役立てています。
私は今、こうして大きな世界の時代の流れが移り変わるのを見ながら感慨深く見つめています。
米国式資本主義システムを日本政財界は重視し過ぎた結果、何が何でもビジネス:金儲け主義に、現代日本社会全体が邁進し過ぎて、
今や本当の意味で「地獄の沙汰も金次第」も通り越し、
お金が沢山あったとしても、「心身への快適感覚」という「健康」にはなれず、
買うこともできず、
むしろ「健全な心身」の永続維持、その「有意識的実践能力」こそが、
「お金:紙幣経済」以上に価値がある時代になりました。
※昨年2016年、1月15日の記述 「心身が健康だと生命力は更新されていく」
http://ameblo.jp/yokohamabujutuin/entry-12117871749.html
今年の厳寒が昨日、今日とやってきた時には、常にこの時期は、
「厳寒時こそ、成果・効能を発揮する」
こうした、自分の「能力」と「仕事」に誇りを持っています。
私は今年「2017年」を迎えて、武術歴35周年を迎えました。
そして若かりし頃には、あまり意識しなかった「養生」は、
今現在に私には大きな武器になるべき、
大きな知性・教養、そして心身に本当に有益な「効果・効能ある実践」になっています。
私は、この時期に、どの指導現場でも常々に申し上げています。
「これだけ多くの健康法や健康食があり、医科学の進化があって 生活習慣病の原因や発症の要因が、明確に判明しているのに、一向に”病気”が減らず、むしろ精神疾患などの病気が増えていることの”社会環境のすべて”に疑問を持つ」 ということを感じています。
そして、私の信条では「厳寒を迎えた、この時期こそ、正しい医学的根拠や実践方法を、そういう関係者は、証明して 実力を発揮すべき」としています。
昨日日曜日午前の野外太極拳も、午後の武術活動でも、今日さきほどのレッスンでも、
これらを証明してやってきました。
こうして、フィットネス業界で20年間やってきて、今は本当に自分のやってきたことに、
いつも言う「表現、体現、実現」の三現、
「実感」「判明」「確信」「理解」を私の武術系運動、太極拳系運動、健身気功系運動での実証をこの時期に毎日「自他」共に行えることに喜びを感じています。
それに、私は今年から、また新しい武術活動の時代が動き出した実感があります。
直感で想うに、「1978年」の日中国交正常化から39年経ち、
初めにもたらされた健康体操的な楊式簡化太極拳24式スタイル、様々な武術拳種、様々な健身気功系全般・・・
日本国内にある「旧時代型」の武術活動の多くは今後、自分自身、己の心身や技能を含めた全部が「自然淘汰」を迎え、本人それぞれが真価を理解していくことでしょう。
まさしく「因果応報」「自業自得」
己の築いた「功夫:時間、能力、腕前」が、確実に「己自身」へと、導いてくれることでしょう。
※武術運動をしながらも、生活習慣病体質になってしまった方は、それが、その時間をかけて培った功夫の質の結果であり、
それを、己自身で しっかり受け止める覚悟と、それらを「多方面からの視点」からでも、
その質や「真価」を証明してしまう「機会」になる「シビア」な事象でもあります・・
これからの「10年後」
今後100年後先以降にも中国大陸は「上海」日本国内での「中国武術史」に名を残す、
そんな一大事業ができることだろうと感じて確信をしています。
日々真冬の澄んだ空気に、清められている毎日。
そんな、ささやかなよろこびが、とても嬉しいです・・・