この冬の練習活動では、本場中国のスタイルでの中国武術理論教程をしっかりと理解出来るように国際伝統武術競技ルールに連動した指導を行っていました。

中国武術段位制 武術理論のテキスト

中国武術テキスト

中国武術教程 教学法

中国武術テキスト2

中国武術 套路競技 規則(1996年版 これが競技大会ルールでのすべての基準の大本です)

中国武術テキスト3


おそらく本格的な武術教程では、これらは日本国内の運営組織でも、まったく知られていない内容だと思います。

私は2002年~04年の間に韋剣くんを育てた上海体育学院競技体校の楊中平老師と元安徽省武術隊教練を経てから、

当時上海体育学院で武術チームを指導しながら、ご自身で武術学校を運営していた兄弟子の賈平さんに武術指導者としての教学法や現場での指導法を学びました。

それから日本のライフワークの中で日本人向けの教学法を創編し、これまでに国際大会でも好成績を獲得して来ました。

そのことは今でも活きていて、今新しい世代にその教学法をテキストを用いて指導を行っています。

今後この我々の構築した教学法のカリキュラムや練習メニューの進め方などのオリジナル・プログラムの価値は上がっていくと確信しています。


今年から、新しいステージへ進み、今後日本で本格的な「中国武術ムーブメント」が始まった時には、

私たちの今の活動スタイルは標準になっていくと思っています。

そのことも含めて、武術班の選手たちの練習に、

テキストからの解説も含めて行っています。

規定套路、というものがありますが、それはこうした教程を知らない人でも行えるように、

という程度の水準のもので、

やはり私達は、日本にいながらでも本格的な武術技能だけでなく、正しく中国武術文化まで学び理解できるように進めています。

そして中国は上海市 復旦大学武術協会で本場での研修や武術隊で訓練も受け、

日本での本格な武術活動を行っています。

この春からは、また新しい可能性が育っていく頼もしさを感じています。


今から30年前の1986年山東省済南での中国武術大会。

このコートの横にいる人達が第1回の国際審判研修会の受講者です。

(※ここで日本からも太極拳関係者が審判の勉強をしようと数人が参加して初級長拳、初級刀術、剣術、棍術、槍術を初めて講習を受けて、初めて中国武術大会のルールを勉強して研修を受けていました)

自分はその当時から、伝統武術家の老師に学び、推薦されて もう既に安徽省武術隊で選手と一緒に本場の中国武術訓練を受けていました。


長拳
















対打拳(長拳の対打)