西安の英雄 趙長軍（ちょう ちょうぐん）さん

１９７６年に中国：中華人民共和国は文化大革命の嵐が完全に収まり、ようやく穏やかな国家運営が行われるようになってから、中国武術は政府が国技としての項目として、

武道性の高い武術技能、体育運動、スポーツ競技、歴史ある優れた健康法としての養生法を一つの統一した文化的世界観を持つ学術体系にまで中国は、国家プロジェクトとして発展させました。

そこで１９７０年代から１９８０年代後半までは、伝統中国武術とスポーツ競技・体育運動の融合が一番最初にまとめられた歴史長き中国の時代でも初めて迎えられた素晴らしい時代だったと思います。

私はちょうどこの発展期の１９８０年代前半から中国武術界を知り、小学６年生ぐらいから興味を持ち、独学で練習をし始め、１３歳からなんとか国内でアマチュアで活動し、１６歳から本場の中国上海武術界へその仲間入りができて、ひたすら武術活動にと打ち込んできました。




私のちょうど１０歳上で自分が目指していた憧れのお一人、西安の英雄　趙長軍（Zhao changjun　ちょう　ちょうぐん）さん。

直接に生での演武を２回拝見し、あのインパクトは忘れられません。

そしてとても穏やかな、優しいお人柄にふれて私の感性には　とても大きな影響を受けました。




１９８７年の最期の中国広州で行われた全国運動会での競技会



対打拳（１９８７年）




１９７８年の長拳



ジェット・リーの方が趙長軍さんよりは、４つ年下なのでしたが早く引退したジェット・リーの出場した最期の同じ競技会（広西チワン族自治区　南寧で開催）




今は中国西安とアメリカで武術学校を運営され、自身の功夫をもまだ高められている姿に感銘を受けます。

２０１０年に香港の国際大会で引率に来ていた妹さんとお会し、学校の皆さんとも仲良くなれました、またどこかでお会いできたら嬉しく思っています。