ススキ


来週の月曜日から、もう12月。

今年2014年も、もう少しで終わります。

私は中国武術研究院という、横浜武術院を2001年に単身で立ち上げて、ありとあらゆる多くの項目を本場中国で幾度となく訪問し、指導を受け学び取り、ずっと中国武術項目での武道的役割、体育的役割、スポーツ競技的役割、優れた健康法的役割を科学的視点で探求し、

横浜市港北区を拠点に、現代日本人に一番ベストな状態で行えるように、数々の視点から研究し、

ようやく今年の秋をもって、すべてやっておきたいことを果たせたことに喜びがあり、今までの14年間を感慨深く振り返っています。

そしてこれまでの間の時間での研究活動の内容は、中国武術系だけでなく、現代日本社会の本当の問題解決における研究にもかなりの時間を割き、

そうすると戦後日本史や国際情勢の変化や、そこから日本国内行政組織の実情、大企業との関係、ありとあらゆることに関係することから、

その範囲がより広くなり、気付けば多くの事象の理解ができたことも、この秋には大きな満足感があります。

そして私の教え子たちからの質問を受けて答えていくうちに、現代日本社会のこれからの問題を解決するうえで、より深く考えたら、

「これから困るのは若者たちではない」という事実に辿りついたことでした。

 統計局 平成25年 人口推計 

これは、現実の統計の数字や事実から考えていった方が理解しやすくなります。

大体、統計局の書き方では、いつもこの通りに、

「日本人人口は1億2570万4千人で,前年に比べ25万3千人(0.2%)の減少と減少幅は拡大しています」

という立場になっていますが、実は69年前の1945年の終戦時の日本の人口は8千万人代で、現在70~80歳ぐらいの世代の皆さんたちが、それまで自然体での日本の人口だったことで、

その後に米国政府など西側諸国政府側からの意向もあった戦後日本政府の政策で第1次ベビーブーム、第2次ベビーブームが起きるように誘導され、

現行の人口にまで多くなり、今現在の若い世代は、かつての自然体の数字に戻っている最中だという、正しい認識を持つことも大事だと思います。

つまりは、現在の65歳以上の人口は、

「65歳以上人口は3189万8千人で,前年に比べ110万5千人の増加となっている」というもので「4人に一人」が65歳以上という現実があります。

そして、600万人ほどが「認知姓症」予備軍で、脳血管疾患、心臓疾患、糖尿病の体質の方々が多くある現実があります。

そして、

厚生労働省の2012年簡易生命表によると、65歳の人の平均余命は男性が18.89年、女性は23.82年です。また、総務省「家計調査(2012年度)」によると、60歳以上の無職世帯の平均的な1カ月の家計支出(税・社会保険料含む)は2人以上世帯で27万1165円、単身世帯で15万2421円なので、同じ歳の夫婦が60歳で定年退職し、夫婦の生活が約24年、妻1人の生活が約5年続くと仮定すると、定年後の生活費の総額は約8724万円です。一人当たりの葬式代200万円程度(財団法人日本消費者協会「第9回『葬儀についてのアンケート調査』報告書」2010年度)と加えると老後生活費用は9124万円程度になります。

つまり65歳で定年退職後、今現在の日本は長寿国であり、平均寿命まで生きていくのに生活費は1億円貯金があって暮らしていける、というすごい事実です。

これは何を意味するか、というのは立場によっても異なり、今若い世代で精神的にも肉体的にも健全であれば、今若い20代のみんなは「伝統職を身につけて」おけば、生涯できる仕事をやっていれば別に65歳で1億円持っていなくとも、楽に食っていける、ということです。

逆に今ある現実で「65歳で心身に不健康であれば、1億円でも足りない」ということです。




そして、行政機関である政府が作った借金は、今年9月末で1038兆9150億円になったと発表。2015年3月末には1143兆9000億円に達する見通し。

これは何を意味するかというと「国の借金」というと重く聞こえるが「全員の国会議員とか行政組織連中が政策で使った借金」なので、もし借金が返せなくなると困るのは国会議員と役所の人間たちがクビになり、

行政サービスが低下するだけで、国民の全体という全体が困るということではないことです。

(ごみ清掃車の回数が減る、とか、年末にわざわざ意味なく道路をひっくり返す回数が減る、とかそういうことでもあります)

そしてさらに、

日本銀行の資金循環統計における、家計部門の金融資産残高(2008年3月末時点の1490兆円 )より。各年齢層別の金融資産の保有額。

総務省統計局の「家計調査」から「資産・負債編」のうち、2007年末の年齢階層別の「世帯数」「貯蓄(預貯金・保険・有価証券をあわせたもの。いわゆる金融資産)」。

年齢階層別金融資産保有高 (年代別個人金融資産残高、2007年度末) 70歳以上 27.9%  60代 32.1%  50代 21.0%  40代 12.1%  30代 5.7%  20代以下 0.4% 年齢階層別純貯蓄額 (貯蓄-負債)(万円) 70歳以上 2336万円  60代 2253万円  50代 1103万円  40代 183万円  30代 -192万円  20代以下 -132万円   

という事実があり、今現在に政財界をあげて、この数字の高いところから消費をさせようとアベノミクスが行われた、ということです。

上の数字になったのは、今までの政府行った政策の実行があったから、こうなっただけなので、実は若い世代の皆さんたちの問題ではない、ということです。

冷静に考えることができれば、今の若い世代たちは最大のチャンスを実は持っていて、多くの情報を簡単に入手できて、様々な仕事をできる環境があるし、

インフラ設備面でも交通、衣食住ぜんぶが全部便利な世の中になっています。

しかしながら政府や財界たちの目的で作り出し、何度も媒介を見せては連続して各自各自へと確認させる方法手段をとる、テレビ番組、雑誌、新聞を含めたマスメディア全体を利用するスローガンでは、

「時間の多く」を奪い、少ない金額で労働させる方向へと誘導しています(公立学校職員の教員、ご両親世代は既に洗脳者)

それによく「正規雇用」とか「非正規雇用」なんていって「正規雇用」をいい意味あいで使っていますが、

実は「社員:正規雇用」はめったに解雇はされませんが「時間、労力」のほとんどは拘束されます。

「非正規雇用」というのは例えれば「プロスポーツ選手」ですから「Jリーグ」でチームから戦力外通告を受けても「いい選手」なら、他のチームからすぐ声がかかるので、実力があれば「非正規」でも人事異動を受けた「正規雇用」のようなものです。


実はある意味では、これからの時代というのは、長い期間に低迷から脱出できない欧州経済、米国経済の破綻、そしてアジア諸国の発展など、世界国際情勢でも今始まっている通り「弱肉強食」の時代が終わり、

「弱肉弱食」あるいは「強肉弱食」の時代になっていく現実があります。

「弱肉弱食」普通一般の今の日本経済で、老人ホーム・介護施設運営や製薬産業、医療業界など年配が年配世代をターゲットにしているビジネスや、

若者が若者世代でとにかく何とかやろう、という状態で、これは今後の国際化の流れの中でチャンスを呼び込むのは難しいと思います。

「強肉弱食」はかつては経済面では弱い立場だったけれども、強くなった今の中国やインド政府が欧米諸国を経済力で凌いでしまったことを代表するようなものです。

(日本政府、財界・政府側、財政界といったほうがいいのですが、彼等の立場は西側諸国の一員なので日米同盟関係のことがあって、欧米政府を支える財界との付き合いでの立場的に中国やロシアを敵視政策をしているのが事実です)

これからの若い世代は、年配の皆さんの生活が、安心して楽しく豊かになれるライフワークを支えていくような仕事をしていけば生涯安泰になれると思います。

私がやって来たことが、ここ最近2年間ぐらいは、経済的恩恵の面では、そんなに大したものではなかったですが、様々な将来計画が立てられて質の高い仕事を実行をできることを思うと、

「結構いい仕事をしてきたのかな」と実感します。

スポーツクラブ・フィットネスクラブの仕事以外での、

私の行っている武術普及活動の内容は参加者の全世代の皆さんからの費用は安く設定し、内容は豊富で、健康効果の高いものをお伝えしています。

これを今後広いかたちで進められるようになれば、かなり将来は安心しながら長く続けられると思います。

そして大事なことですが、若い世代の皆さんは、この日本国内で安定した職業ポジションを得るためには、

「国際的競争力」と「国内的競争力」が高められれば最強になれると思います。

今までの実践してきた私たちの活動では「国際的競争力」では中国武術の国際大会で成績を取り、中国武術段位制国際考試の指導、段位認定を受けられるポジションに立てたこと、

そして「国内競争力」ではスポーツクラブのプログラム指導の良質なものを持っていること、になると思います。

これからも多くの協力して下さるメンバーが増えていくと嬉しく思います。

楽しみながら、心身を健全にこれからの明るい未来を展望しましょう!


(※そのための私のスタンスは「触らぬ神に祟りなし」と「君子危うきに近寄らず」です)