中国主導の自由貿易圏、工程表を採択…APEC
21か国・地域が参加して中国・北京で開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議は11日、「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)」構想の工程表「北京ロードマップ」などを盛り込んだ首脳宣言を採択して閉幕した。
中国は、自らが主導するFTAAPの実現を目指している。
中国の習近平(シージンピン)国家主席は宣言採択後、首脳会議の議長として内外記者会見に臨み、今回の工程表採択について、「歴史的な一歩であり、FTAAPのプロセスが正式に始動したことを意味する」と述べるなど、成果を強調した。
首脳宣言ではFTAAPについて「できるだけ早く実現を目指す」とする方針を明記した。
中国が「2025年」と主張してきた実現目標の設定は、当面は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を優先する日米などの反対で見送られた。
プーチン大統領が習 中国国家主席に自国メーカーの「YotaPhone 2」をプレゼント
中国・北京で開かれているアジア太平洋経済協力首脳会議(APEC)で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がまだ発売されていないロシアメーカー Yota Devices の 2 画面スマートフォン「Yota Phone 2」を中国の習近平 国家主席にプレゼントしたというニュースが伝えられました。
これは、両首脳が10日にロシア天然ガスのパイプライン建設を含む 17 件の協力文書に署名した際の会談での出来事で、会談を終えた際にプーチン大統領が習 国家主席にロシアメーカーの最新スマートフォンである「YotaPhoen 2」を手渡したそうです。
このやり取りにはロシア側の政治的なメッセージも含まれていると思いますが、それよりも未発売の Android スマートフォンがこのような場面で披露されることに驚いています。YotaPhone 2 はロシアで今月下旬に発売される予定なのですが、プーチン大統領は中国国内でも 2015 年 1 月に発売する予定であることも明らかにしたそうです。
APEC会議 最強のボディーガード 習夫人に肩掛けを着せるプーチン大統領
10日夜に北京で開かれたAPEC関連行事でロシアのプーチン大統領が、中国のファーストレディー、彭麗媛夫人に肩掛けを親しく着せる場面があった。夫の習近平国家主席はオバマ米大統領と会話中。米フォーリン・ポリシー誌(電子版)は伝説のプレーボーイになぞらえ、「ロシアのドンフアン閣下は習夫人に親し過ぎ」と揶揄(やゆ)した。
ロシアのプーチン大統領の日本訪問は2015年になる。日本の安倍首相が述べた。当初プーチン大統領の訪日は今年秋に予定されていたが、ウクライナ問題をめぐり延期された。
安倍首相は火曜、APECサミットが開催された北京で、次のように語った。
「我々はプーチン大統領の訪日を来年の最適な日に実現させたい考えだ。それにむけ今後も準備を整えていく」「個人的信頼関係を基礎に、また様々な部門における協力の規模を拡大させつつ、我々は平和条約締結交渉を粘り強く続けていく」。
日本は1855年の貿易および国境に関する合意に基づき、クリル岩礁の4島、イトゥルプ、クナシル、シコタン、ハボマイの領有権を主張している。
モスクワの立場は、南クリルは第二次世界大戦の結果としてソ連の領土に組み込まれたのであり、これら島々に対する国際法に裏付けられたロシアの主権には疑いの余地がない、というものである。クリル諸島の一部の領有権問題は露日関係完全正常化および平和条約調印にとって基本的な障害となっている。
習氏「2回目からは友人になる」 首脳会談後の安倍首相との会話で
「初めて会ったときは他人でも、2回目からは友人になる」。安倍晋三首相は10日、北京で行った中国の習近平国家主席との初めての首脳会談後、アジア太平洋経済協力会議(APEC)ビジネス諮問委員会の会合で再び習主席と会話を交わした際、そう話しかけられたという。首相が11日のフジテレビ番組(10日収録)で明らかにした。
首相は番組で、首脳会談の冒頭に握手した習主席の表情がぎこちなかったことについて「それぞれの国の事情があるのだろう」と指摘。「だんだん信頼関係を構築していくということを多くの地域の人たちも期待している」と関係改善に水を向けた。両首脳の“雪解け”は近い!?
アメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領が、中国の北京で開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の場で短時間、接触し、政府軍と親ロシア派の戦闘が続くウクライナ情勢などを巡って意見を交わしました。
これは、アメリカのホワイトハウス国家安全保障会議の高官が11日、明らかにしたものです。
それによりますと、オバマ大統領とプーチン大統領が、中国の北京で開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の場で、接触したということです。
具体的には、3回にわたって合計15分から20分間程度、直接会って、イランやシリア、それにウクライナの情勢を巡って協議したとしています。
協議の詳しい内容は明らかになっていませんが、政府軍と親ロシア派の戦闘が続くウクライナ情勢を巡って、アメリカ政府はロシアに対し、軍の部隊や装備を撤収させるよう求め、ロシアが停戦合意を守らない場合には、制裁を強化する構えを見せており、今回の接触でも溝は埋まらなかったものとみられます。
両首脳が直接会って意見を交わすのは、ことし6月にフランスで開かれた第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から70年を記念する式典以来、およそ5か月ぶりです。
21か国・地域が参加して中国・北京で開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議は11日、「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)」構想の工程表「北京ロードマップ」などを盛り込んだ首脳宣言を採択して閉幕した。
中国は、自らが主導するFTAAPの実現を目指している。
中国の習近平(シージンピン)国家主席は宣言採択後、首脳会議の議長として内外記者会見に臨み、今回の工程表採択について、「歴史的な一歩であり、FTAAPのプロセスが正式に始動したことを意味する」と述べるなど、成果を強調した。
首脳宣言ではFTAAPについて「できるだけ早く実現を目指す」とする方針を明記した。
中国が「2025年」と主張してきた実現目標の設定は、当面は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を優先する日米などの反対で見送られた。
プーチン大統領が習 中国国家主席に自国メーカーの「YotaPhone 2」をプレゼント
中国・北京で開かれているアジア太平洋経済協力首脳会議(APEC)で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がまだ発売されていないロシアメーカー Yota Devices の 2 画面スマートフォン「Yota Phone 2」を中国の習近平 国家主席にプレゼントしたというニュースが伝えられました。
これは、両首脳が10日にロシア天然ガスのパイプライン建設を含む 17 件の協力文書に署名した際の会談での出来事で、会談を終えた際にプーチン大統領が習 国家主席にロシアメーカーの最新スマートフォンである「YotaPhoen 2」を手渡したそうです。
このやり取りにはロシア側の政治的なメッセージも含まれていると思いますが、それよりも未発売の Android スマートフォンがこのような場面で披露されることに驚いています。YotaPhone 2 はロシアで今月下旬に発売される予定なのですが、プーチン大統領は中国国内でも 2015 年 1 月に発売する予定であることも明らかにしたそうです。
APEC会議 最強のボディーガード 習夫人に肩掛けを着せるプーチン大統領
10日夜に北京で開かれたAPEC関連行事でロシアのプーチン大統領が、中国のファーストレディー、彭麗媛夫人に肩掛けを親しく着せる場面があった。夫の習近平国家主席はオバマ米大統領と会話中。米フォーリン・ポリシー誌(電子版)は伝説のプレーボーイになぞらえ、「ロシアのドンフアン閣下は習夫人に親し過ぎ」と揶揄(やゆ)した。
ロシアのプーチン大統領の日本訪問は2015年になる。日本の安倍首相が述べた。当初プーチン大統領の訪日は今年秋に予定されていたが、ウクライナ問題をめぐり延期された。
安倍首相は火曜、APECサミットが開催された北京で、次のように語った。
「我々はプーチン大統領の訪日を来年の最適な日に実現させたい考えだ。それにむけ今後も準備を整えていく」「個人的信頼関係を基礎に、また様々な部門における協力の規模を拡大させつつ、我々は平和条約締結交渉を粘り強く続けていく」。
日本は1855年の貿易および国境に関する合意に基づき、クリル岩礁の4島、イトゥルプ、クナシル、シコタン、ハボマイの領有権を主張している。
モスクワの立場は、南クリルは第二次世界大戦の結果としてソ連の領土に組み込まれたのであり、これら島々に対する国際法に裏付けられたロシアの主権には疑いの余地がない、というものである。クリル諸島の一部の領有権問題は露日関係完全正常化および平和条約調印にとって基本的な障害となっている。
習氏「2回目からは友人になる」 首脳会談後の安倍首相との会話で
「初めて会ったときは他人でも、2回目からは友人になる」。安倍晋三首相は10日、北京で行った中国の習近平国家主席との初めての首脳会談後、アジア太平洋経済協力会議(APEC)ビジネス諮問委員会の会合で再び習主席と会話を交わした際、そう話しかけられたという。首相が11日のフジテレビ番組(10日収録)で明らかにした。
首相は番組で、首脳会談の冒頭に握手した習主席の表情がぎこちなかったことについて「それぞれの国の事情があるのだろう」と指摘。「だんだん信頼関係を構築していくということを多くの地域の人たちも期待している」と関係改善に水を向けた。両首脳の“雪解け”は近い!?
アメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領が、中国の北京で開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の場で短時間、接触し、政府軍と親ロシア派の戦闘が続くウクライナ情勢などを巡って意見を交わしました。
これは、アメリカのホワイトハウス国家安全保障会議の高官が11日、明らかにしたものです。
それによりますと、オバマ大統領とプーチン大統領が、中国の北京で開かれたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の場で、接触したということです。
具体的には、3回にわたって合計15分から20分間程度、直接会って、イランやシリア、それにウクライナの情勢を巡って協議したとしています。
協議の詳しい内容は明らかになっていませんが、政府軍と親ロシア派の戦闘が続くウクライナ情勢を巡って、アメリカ政府はロシアに対し、軍の部隊や装備を撤収させるよう求め、ロシアが停戦合意を守らない場合には、制裁を強化する構えを見せており、今回の接触でも溝は埋まらなかったものとみられます。
両首脳が直接会って意見を交わすのは、ことし6月にフランスで開かれた第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦から70年を記念する式典以来、およそ5か月ぶりです。