2012年上海国際武術博覧会


16歳の時から中国との往来を始めて、だんだんと時間が過ぎ、学生だった自分も社会人になり、初めは別の仕事を数年しながらでも中国武術界との交流を最重要の位置付けでずっと交流活動を行い続けてきました。

私は1996年からフィットネス業界での仕事を始めてからは、日本の社会システムに合わせながら武術活動を仕事と普及ボランティア的活動で、自分も楽しむスタイルと、経済的報酬を得られるスタイルとして両面で行ってきました。

今から振り返ると、当時はただ必死でやっていただけだったので、そんなに意識をしていかったのですが、今現在の様々な日本のライフワークでベストなスタイル、というものと酷似していることが判りました。

中国も資本主義経済に2002年頃から顕著に移行し始めていました。私も毎年の往来の中でそれらを見続けて、中国も日本みたいな資本主義システムをやるのかな、と思っていましたが、2011年ぐらいに米国政府がやたらと中国政府を非難し、

フィリピンやベトナム海域で紛争直前まで行きましたが、中国政府とベトナム政府は和解ができてから、そこからは、急激に米国政府が降りて弱気になり、

その後はどんどんと中国政府は勢いづいていました。


2012年に気付いたことは「内需拡大」「輸出拡大」

海外投資は東南アジア、中央アジア、東北地方付近の国家と地域。

というように展開を図り、投資は欧州や米国に行うことを止めて、

欧米式の資本主義には追随をせず、

独自の「中国式共産的資本主義」という「社会主義」として展開を始めました。

日本人には、一切想像・イメージもできない世界観だと思います。


その頃からは日本政府とも日米同盟の関係があるので、日本政府は米国政府追随で米国の政策の考え方にすべて同調していました。

私達は、そうした政策に、とても悪影響を受けてばかりいました。

日本で私が「今現在の中国政府の国際影響力は、もの凄いことになってきていて、自分は武術が専門だけれども、その国際交流活動を日本人でやる人がいないから手伝ってくれ、とあったのでそれを仕事の中で最重視、しています」といい続けてきました。

多くの皆さんはマスメディアの流す情報を信じ込み、いつも内容はむしろ正反対にして報道を行っていました。

怖いのは10人のうち「8人」は私の言うことを「虚言」という感覚であまり真面目に聞いてくれる人はとても少なかった、事実があります。

それでも私は信念のままに、今までやってきたので、それからもずっとひたすらに活動を続けてきました。

今年は3週間前の先月に再訪問し、上海武術界との力強いパイプが構築できて、これからは、どんな武術項目、太極拳、伝統拳術、伝統器械、健身気功、あるいは興味のあつ方は散打でも大丈夫です。

上海での国際大会、あるいは他国での国際大会、武術段位や、技能検定の認定会、研修ツアーでも、先生の招聘も何でもできるようになったのは、本当に嬉しい限りです。

そして私個人的なことですが、邱丕相老師が中国の考古学のジャンルでもある2000年前に行われていた、気功と呼ばれる運動のすべてでもルーツ「馬王堆導引術」の復刻プロジェクトの代表者が実は、私の上海での最初の恩師、邱丕相老師が「馬王堆導引術」の研究を16年前に行い始め、

私は15年前に先生の指導の基で始めました。それが後に2001年に私が総編した「養生導引操」でした。

今でも多くのレッスンで後半に行う体操は、当時の馬王堆導引術44式から、私が動作を経絡の流れに合わせて活性化を行えるようにした気功体操です。

そして邱丕相先生は、定年退職され、その馬王堆導引術を後継者の王震先生が引き継ぎ、「健身気功 馬王堆導引術」として、新しく発表されました。

2002年から、新しくなった武術競技ルール導入や選手や指導者の育成、同時に中国武術段位国際考試を日本版に導入するための活動で、

そちらに多く時間がかかりました。

今年は5月には復旦大学武術隊、健身養生班は龍身蛇形太極拳を学び、先月10月に、もう一度龍身蛇形太極拳。

そして私自身も待ちにまっていた「健身気功 馬王堆導引術」を学ぶことができました。

元々、私はこの導引術は原型を知っていたので、かなり余裕を持って研究しながら学べた、素晴らしい機会になりました。

武術全般、五禽戯、そして馬王堆導引術、私のこの武術界で学びたいものはすべて終わった感じと、毎日馬王堆導引術を指導の中でも導入することで、

更に私の身体感覚が向上した実感を得られます。

今現在、北京APECが開催され、世界中に今現在の本当の中国の影響力を目の当たりにしていると思います。

今日本では衆議院解散がいわれ始めました。

これらは全部、これからの国際経済全体に関係していて、日本は最後の最後で、米国寄りから中国・ロシアのユーラシア発展計画へ乗りました。

これは大変素晴らしいことです。

米国寄りの資本主義システムだから、企業はブラック化して、自殺者も出やすい環境になっているだけで、もっと早く中国とロシアと組めば、

ありとあらゆる生活環境は改善できます。



私は、日本でのよくある多くの「典型」で見られるもので、

いつでも今:リアルタイムでは、何も準備せず、

みんなが始めたら「ボチボチと・・」

あるいは、当たったものを「真似して・・」

これは中国的国際ビジネス感覚では、

「一番レベルの低い仕事のやり方」です。

日本は気付かず、それらを多くがやっていて「中国でうまくいかない」とか、聞かれますが、

「当然」です。


とりあえずは、もう世界が動き始めました。

これからの21世紀の超大国、中国との仕事でスタートダッシュは基本中の基本で、

もうこの2年前からの2年間、365日×2=730日が過ぎていて、

その間に積み上げてきた礎が、もう出来ていて、

ここから更に「いい仕事」を行っていきます。