
この2年半ほどに、自分自身の中国武術歴30年の記念と、自分自身の原点である日本武道回帰を考え、兵法剣術という剣道を編み出し、再び稽古を積み重ねています。
やはり動の動きを究極にこそ高めた中国武術観に、静の動きを究極にこそ高められる日本の剣術は、陰陽一致で今の自分の総合武芸活動において充実したものになりました。
やはりその稽古での運動活動の質がそれぞれに異なるので、両方ともに私にとっては宝物です。
そして今年は私にとってまた記念になる年です。
「古くとも新しい文化」の継承と発展、
という面で私の兵法剣術と同じような感覚で、中国上海での新しい総合太極拳項目の龍身蛇形太極拳と私の師が総編し、後継者がまとめた健身気功、馬王堆導引術の2項目をマスターし、日々の練功もまた新しい感性が起こり、またこれからの将来が楽しみになってきました。
2014年も残りわずか2ヶ月をきりました。
もう今年はゆっくりと、静かに季節は太陰とも呼ばれる時候へ移り、晩秋から冬の入り口へと変化するので、もう来年の春までは穏やかにしていきたいと思います。
やはり静かな晩秋の空や少しずつ色付き始めた紅葉を見ていると、のんびり穏やかな心地になるもので、
この春から動き出した自然のすべてがゆっくりと力を蓄える時期への何かしらの共通する一つの充実した共感を思います。
そして、ふと私の最近得てきた現代日本医科学での研究データから思うこと、
そして私の古巣、上海体育学院と上海中医大学の中国現代医科学の共同研究から完成させた馬王堆導引術を日々の実践で、
また新たに感じられる体内での充実した実感からふと現代日本社会を見やれば、「それは成るべくして成る」
ひと言で言えばこんな感じです。
(※本当の表現では「そりゃ、誰でも、なりますよ」という感覚です)
日本で「妄想性人格障害」が起こりやすい理由」
来年は戦後70周年を迎える日本を含む国際社会、冷静に見つめて、冷静に分析して、冷静にこれからを考えて、
ゆっくりでいいからコツコツとやっていくことが一番大事で、一般世間の言うような「常識」には、囚われないことが重要です。
誰もが思うように、
「世の中がおかしい」「人々がおかしい」「世界がおかしい」
そして「何を信じていいか、判らない」
という言葉をよく聞かれます。
私は、そういう時には、
「空を見てください、元気に飛んでいる鳥を見てください、可憐な花を見てください、青い海をみてください」
「私は大自然を信じていますし、自然は変化はある時がありますが、自然は何も裏切らない」
すべてに「おかしい」とか「おかしくしている」のは「世の中の人」であり、
「おかしな人たち」の言うことを聞かなければいいだけであり、非常に簡単です。
そして実は一番注意しなければならないのは、圧倒的多数に影響を与えている人達の活動であり、それが「おかしくなる原因」を作っている事実だと、いうことです。
毎日、人々へ不安を煽る新聞やテレビ番組、つまりはそれらを創る仕事をしている人間たちの精神構造。
世の中においては私もそうですが「楽しいこと」「有意義なこと」がたくさん溢れているのに、そういうものに彼等は興味はなく、
「不快に感じること」「意義の感じないもの」
つまりは、そういうものばかりを選んで記事を書く記者、それらをまとめる編集長、そして更にそういう記事ばかりに共感し、
同じような内容を報道(人々の通り道へ報じるという意味での報道の意味)、またあるいは最近は広告(世間へ広く告げる、という意味)といった方がよい企業・会社のお仕事という活動。
こういう情報があちこちにと目に付き、見られるところへ意図的にやたらと置かれているので心身:精神的、肉体的に余裕がなければ、
世界はすべてのすべてが「そういうものがすべて、だと思い込んでしまう」ものです。
世の中、そんなものの方が実は、一部分で、
逆説的に考えれば「あ、そう、じゃ注意すれば、いいだけね」で終わるのであり、
ですから、いちいち執拗に何度も何度も確認したり、粘着質的に何時までも同じ話を繰り返すような再確認は不要で、みんながみんな落ち着いて注意すれば、起こる訳がないのです。
たまに国内行政組織から発表される日本全国での医療関係や、数十年後の統計での数字などのデータなどを冷静に見てから分析して考えると、
今現在に一番、精神的に肉体的に余裕がないのは、
行政組織と大企業の職員たち、なんだなと実感しています。
本当の日本国民での総合的な仕事や国民性を考えると、本当に皆さん頑張っていて、世界での評判は外交も貿易も含めて、非常に高い事実があります。
それなのに国民に心配や不安を煽るのは、一番影響力のある行政組織と大企業の職員たち、に見えてきます。
見通しの良い道で、車も人も何もいないところで「危ないからね!」「注意してね!」「気をつけてね!」「危ないからね!」なんて何度も言われれば、
私は視力がいいので、「ハイ、ハイ注意します」で何も心配もなく、ただそこで終わります。
もし、そこへ非常に視力の弱い方や姿勢が前かがみで固まっていたり、何らかの理由で自分自身での視界に見えるもので、
不具合を感じる方は「ハイ、危ないですね!」「注意します!」「気をつけます!」
見通しの良い道で、車も人も何もいないところで、
「ありがとうございます!感謝します!」と言うようになると思います。
世の中には、こんな例えですが、もの凄くたくさんあって、
冷静に見ていると「みんなで何やってんの?」というものの数の凄さに絶句する時があります。
振り返れば、日本国内での報道(広告)で印象にあるのは、
耐震偽装マンション販売、
○○ダイエットとやれば売り切れが続出する広告行為を含めた食品偽装、
株価操作での、時価総額吊り上げ、粉飾決算でのライブドア事件。
ライブドアの後ろ盾は「リーマン・ブラザース」そしてその「リーマン・ショック」
この10年ぐらいは、自分自身の経験では一番凄かったと思います。
そして最近の「医学界」全般、病院、医師、薬品、医療問題などにおいてでの詐欺的行為、
警察官の不祥事や収賄などの例にみられる国家公務員の起こす個人的な問題。
こうしてみれば、
やはり、本当に問題なのは、行政組織と大企業の職員たち、は関係していることを実感しています。
やはり思うのは、仕事は大変なのだろうけれど、それを選んだのは個人の意志であったはずで、総合的に考えると、
問題を起こしているのは、最終的に考えると、それも「自己責任:個人の意志」に行き着くことになると思います。
日本人口1億2600万人台になりましたが、毎日の通勤電車は変わらずに込み合っているし、町のあちこちに小さな子連れのお母さんはたくさん見かけるし、
それを少子高齢化なんて行政や企業らが、騒いでも、
地元の八百屋さんは繁盛しているし、今や3000万人以上いる定年退職された65歳以上の多くの高齢者の皆さんたちは元気にスポーツクラブへ来て、毎日クラブの午前~午後は賑やかです。
思うに行政組織の職員たちの立場からでは実は、退職する人からの所得税が減り、
毎年多くの退職者が出て年金を払わなければいけないし、実は今までにジャブジャブで税金を使い過ぎて、国庫に余裕がなくて、
そこで、そういう精神構造から考える習慣になっているのでは、なんて思うことがあります。
やはり運動不足で心身の体内循環が悪ければ、血行促進が図られないので、
血液を水に例えた「流れる水は腐らない」という言葉で表される意味は正しくて、
体内の水に「毒」がたまり、あるいは「錆」がたまり、
気分もスッキリする活動が、芸術も運動も、旅行も行くようなことができなければ気分の「気」に「毒」が溜まるようになると思います。
こうしてトータルで考えると、世の中をおかしくしている人達の、
気の「毒」に、水の「毒」が一番の問題で解決すべきは、そこにあると私個人的には気付いています。