健康と医学の博物館

健康と医学博物館「糖尿病の真実」の展示は ~8月10日(日)まで

健康と医学の博物館

正しい伝統の中国武術を長く修めていれば、必ず思想哲学と医学教養を身につけなければならない状況が訪れます。

それは自身の精神や肉体を知ることと、古代~現代での「病の正体」を分析できること、そして自身のためと生業として多くの皆さんの心身合わせた健康法をお伝えし、

心身の活性化を充実できる実感を共通認識として日々に持てること、です。

欧米式資本主義経済が一般的になった現代日本社会では、先の「プレジデント」の特集にもあったように「医療はビジネス、医者は商売人」と書かれた通りに、

人の弱みにも付け込んで自身への得られる利益を上げるためには心理学を使ったり、統計のデータを適当のアレンジしてみたり、マスメディアを利用するテクニックを駆使する人達が多くなりました。

私の立場はすべてにおいて「ありのまま」を重視しています。

最近話題になった「2014年のがん罹患数、死亡数予測」が公開されました。

2014年のがん罹患数、死亡数予測

現代の日本医科学ではスーパーコンピューターを使った解析・分析力が高度になり、その人の血液成分から、生活習慣での多くの未来予測を図ることが可能になった時代です。

そして正しく生活習慣病とは何か、という理解ができれば、今現在は健康な生活習慣であれば、「ならない人は絶対にならない」という未来予測もできる時代になり、

正しく医科学的根拠のデータから自身の心身が良好である事実が判れば「安心できる時代」になった、という素晴らしい面もあることです。

そのことで大事なのは「新生物:がん」を含む生活習慣病「7大疾患」というものになる「体質」というのは「低酸素」「低体温」「高血糖」の3要素だと今やはっきりと判っています。

この中で大切なのは具体的な事実から確認していくことです。

先ず「運動習慣がない」「汗水を流す仕事をしない」

これが一番重要なものです。

つまりはこの時点で「低体温」になり易くなり、呼吸の力が弱ければ「低酸素」体質になり、もうここで2要素を作ってしまっています。

身体を意識的に動かさなければ、体内の血液循環は自発的に流動性を高めることができなくなるために、血液の流れが停滞し易い体内環境になっていることです。

そのことに加えて飲食するものの栄養分に野菜や果物からの※直接摂る「ビタミン」や海草類に含まれる「鉄分:ミネラル」(※直接摂るというのは加工された代替物の類ではない、という意味です)が不足する「ビタミン欠乏症」になっていないか、を注意することです。

つまりはハンバーガー、フライドポテト、ホットドッグ、ピザ、パスタ、肉類+炭水化物(牛丼、カレーライス、かつ丼、ラーメンも含みます)、スナック菓子、そして大量の糖分を含む清涼飲料水ばかりを多く好むようになると気付かぬうちに自身で「ビタミン欠乏症体質」を構築していないか、という現実を知ることが大事です。

これはおいしいから、とか好きだから、ということではなく、体内にある血液やリンパ液を含む「体液」を作る栄養素がなければ、自ずからの体内を殺菌したり、浄化する液体そのものが作ることができなくなるためです。

当然に「だるさ」を感じやすくなるために、動きたくなくなっていくから、運動からは更に遠ざかり、今現在の文化面:カルチャーの方向へ意識が向かうことになり、

音楽や映像、雑誌などのビジュアル系へと関心を強く持つようになります。

そこから活力が沸いて、動き回るようになれれば善いと考えますが、現実社会のギャップにおいて、更に嫌悪感を増すと、

喫煙や過度の飲酒に意識が向かうことになり、果ては薬物に依存することに、向き易くなっている社会が出来上がっている現実です。

そしてそれを各自の「自己責任」という結末がある事実の意味を理解することも大事です。

(※ちょうど13年前と11年前にアメリカに行きましたが、その時のアメリカで見た光景を今日本で、日本人たちでのリアルタイムで見ています)

現在においての重要な教養が「医科学」だと呼ばれる由縁はこういうことです。

正直、こういったデータから考えてみて、社会のシステムを分析すると、「生活習慣病」というシステムを構築しているのは我々が住む現代日本社会の行政と財界が行っている資本主義環境だというすごい事実結果です。

ですから有名な広告代理店の作成する心理学的効果を使ってまで作る映像CMや広告でイメージを焚き付けられ、その商品を購入し、体内に入れてを繰り返し、それが長い時間がかかると、

体内が大きく膨れていくような体質になり、それまでに食べ物にお金を払い続け、ストレス発散にお金を払い続け、運動するのにお金を払い、病院の検査でもお金を払う、という、

医療ビジネスターゲットに自身からなってしまわないように気をつけることが重要です(※現代の注文の多い料理店)

そして「新生物:がん」以外の内訳の分析も、またすごいことになっていて、

上から順にいくと循環器疾患では、脳血管疾患、そして心疾患、慢性腎不全、肝硬変。

この4つは全部、血流と血液に関係するものなので、血液が「低酸素」「低体温」「高血糖」体質であれば可能性があり、

そして高血圧性疾患、糖尿病も、3要素を持つ体質であれば条件はまったく同じだという結果です。

つまりはその反対の体質を考えれば結果は自ずからシンプルに判ります。

この初夏から気温が高くなり始めた時候から、空気の良い午前中などに緑の多いところで質の高い「有酸素運動」を行う運動習慣があれば「高酸素」を得られ、

自ずと盛り上がってきて心地良く汗をかいて脳も全身も清清しくなる感覚を得られれば「高体温」の体質となり、

運動をしながらも記憶力を高めるようにすると脳が「糖質」を消費するので運動後は「低血糖」に必ずなります。

そしてそれからの食事ではビタミンやミネラルなど野菜類をたくさん摂って、ほどよい量でのエネルギーの基になる炭水化物を摂って、くだものなどをデザートにする。

こういうパターンで基本的は運動という「引き算」+食事という「たし算」でいつもが赤字体質なら体内に蓄積される「生活習慣病」の成分はまったくなくなる、という判り易い結果で、

慢性黒字体質で出資も投資もしないで消極的だという体質だと「すべての生活習慣病」に該当する身体になっているという、現代資本主義社会にある皮肉な現実が正体です。

こうした中で医科学的データに基づく正しい健康管理意識が必要な時代になっていて、

つまりは上記のデータから判ることは「なる人はなる可能性」があり、

「ならない※なれない、なりようがない人は可能性」がなくなる、ということが証明された時代になっていて、安心できる人は安心して、より積極的にベストなライフワークを楽しく過ごせる明るい面もあるということです。