健身気功大会





来月に行う中国武術・健身気功交流会の準備を着々と進めています。

今年から始めていく普及スタイルは長く行ってきた中国での交流から学び、新たに工夫した現代日本向けの練習スタイルや武術演武を通じた交流会を行い、

老若男女世代の誰でも、また新しい世代の皆さんが中国武術を通じて、自身の健康づくり、そして自身の自己実現を発揮できる機会にしていきたいと思います。

日本国内にも一般的になっている旧型普及スタイルは現在の中国での改革された普及スタイルと同様に敢えて重要視はあまりせず、

むしろ新感覚を先に掴んで、日本版第1期での普及指導を担える人材を育成していきたいと考えています。

これは振り返れば、私自身が経験していた日本国内でのかつての普及や人気を考えると、実際はもっともっと広まる可能性があったことへ注目しています。

そこにはまだまだチャンスのある方が日本全国にいると思っています。

そこにはかつての中国武術界への想いがある方もいるだろうし、これからやってみたいという皆さんの発展に繋がっていく未来へ向けた武術活動の礎にしていきたいと思います。

そのためには一度リセットする、という感覚は重要で、実際の中国社会では国家主席や首相が交代し、中国武術界でも人事がすべて一新しました。

上海の武術界も同様で、これを機会に私達はいち早くスタイルを日本でスタートさせて、そして早いうちから改善、改革を行い、優れたプログラム化を図り、

私達の感覚では、コツコツと努力してだんだんと上達していく人にはどんどんと高評価し、活動の中でも重要なポジションに位置する人材を大事にしていきたいと考えています。

新しいスタイルになった時というのは重要で、それまでの旧スタイルからの応用力があるか、武術技能の体得・理解レベルが試されます。

中国は元々実力主義が普通で、科挙という評価制度というものが古くから確立されています。

そしてこれも中国の歴史ですが、評価制度でも不正などが行われる時代もあり、そういう時代には多くが乱れる時代になります。

私達の武術活動では、中国武術段位制を導入することで、各自各自の工夫や練習内容、それぞれに適した拳種を選択し、

「切磋琢磨」の言葉通り

「切:切るが如く、磋:するが如く、琢:うつが如く、磨:磨くが如く」

という人間同士の交流で、

各自各自で武芸を磨き、心身を元気に、人と人との繋がりが深まり、自身を「信じられる」という本来の意味での「自信」を高められる習慣が身につけられるようになることを重要視しています。

競技ルール制ではしばらく全体での練習活動には、さほど重要視はせず、将来的(2年後)に競技に興味がある方や成績を上げて自身のプロフィールに加えていくという方は跳躍技能や体力面の強化練習は各個人で大事になっていくと思います。

(※これは毎年毎年の年始にその年度での計画が発表されてから計画に組み込んでいくようにします)

そしてやはり「中国武術」なので、「中国」を交流活動や国際大会で現地を実際に知り、「武術」の技能の実践用法、意味の理解と体得。

「養生」そして「健身」人と人との「交流」の繋がりを大事にします。

現代日本社会の傾向では、多くの人達を利用して、一部の人達が常に自身へ有利にともっていく、西洋的資本主義の考え方が定着し、それを普通だと思っていて、それに気付いていない人達が圧倒的に多くいます。

私の現世での想いと信念ではその逆で、上達していく人こそは「義を正す」勇気があって謙虚になっていくものだと思います。

そして多くの皆さんがまた喜んでもらえるよう進んで貢献できるようになると思います。

それはかつての自身を思うと、進歩したり発展して来れたことへの感謝の気持ちが芽生えるからだと思います。

世の中の構造・システムや多くの人達の考え方を変えさせる気持ちは私は持ちません。

世の中の雰囲気が殺伐したり、人と人との繋がりが希薄になり、そうなったことに私も世の中の一人としての責務があると考えます。

その責務として、私は武術を通じて皆さんと元気ある活発な普及活動と、人と人と結びつける仕事を行っていきます。

組織的にはさほど多くなくとも、心強さのある人同士では大きな力が生まれます。

これも私の持つ鎌倉幕府を建てた関東人の日本人気質であり、中国武術文化という非物質的資本を得た、新感覚での東洋武術的資本主義だと思います。

こうしてみると、ある意味でも私は「新世代」の人間で、常に、心身:こころもからだも豊かに楽しみある生き方を大事にしたいと思います。